こんにちは、笹木です。
今回は頭がいい人の顔の特徴について。
人を見かけで判断するな、なんてよく言われるし顔だけで人を決めつけてはいけないのはわかってる。
でも、あ、この人見るからに頭良さそうだなーとかいう人っていますよね。
実は統計的に調べた結果、頭が良い人の特徴というのはあります。
今回は、そんな頭がいい人の顔の特徴から(自分の顔も含めて)、賢い人を見抜く方法を解説します。
頭が良さそうな顔は、本当に頭がいい?
そもそも「頭がいい人なんじゃないか」と思われるような顔の人って、実際に頭がいいのか?
こんなことをあんまり疑問に思う人も少ないかもしれないけど、この疑問を調べた面白い研究があります。これは2013年にカレル大学が行った研究で、
- 160人の被験者に対して男女の写真80枚を見せる。
- その写真の人が頭がいいか悪いかを外見から判定してもらう。
という実験を行ったんです。
で、どうなったかというと、
「頭がいい」と判定された人は、実際にテストで高得点を取得した人たちだった、という結果になったんです。
しかも、この傾向が見られたのは男性のみだったというのも面白いところ。
つまり、女性は見かけから、実際の頭の善し悪しはバレないけど、男性の頭のいい、悪いは外見から判断されちゃうんです。
確かに、そういわれると「この人、頭よさそうだなー」って顔の人って、やっぱり頭がいいイメージ。
後々「なんだ、頭良さそうな顔なのに…」なんてことってあんまりないような気がしますね。
頭がいいと思われる顔、頭が悪そうな顔
頭がいいと思われる顔の人は実際の知能も高い可能性大。
じゃあどんな顔であれば「頭がいい」とい思われやすいのかというと、
- 小顔
- 長さのある鼻
- シュッとしたあご
という特徴。イケメンの基準かよ!って感じの特徴ですが、これが「頭がいい」という印象を与える顔です。
また、頭の良さを感じさせるには表情も重要であることもわかっていて、口角が少し上がった顔つきだと、より頭がよさそうに見えます。
以前の記事にも書いたように、ムスッとした顔をしていたり無表情だと、頭が悪そうに思われちゃう。普段から自然にほほ笑むように心がけるのがおすすめです。
実際に頭がいいかどうかは置いといて、「頭がいい」という印象を先に与えておくのは心理学的にもとても得。この頭がいいと思われる顔の基準にあてはまっていた人は喜んでいいのでは?と思います 笑
頭がいい人の顔は目が違う?
そうはいっても、顔から頭の良さを見抜くというのは、難しいです。
そもそも、見るからに頭が良さそうな顔ってわけじゃなくても、頭がいい人ってたくさんいますし。
でも、実は頭のいい人の顔で注目すべきポイントがあることがわかっているんです。
そのポイントとなるのが、「瞳」。
頭のいい人の顔には、特有の目の特徴があることが判明したんだけど、それが明らかになったのが、2016年にジョージア工科大学で行われた研究。
この実験では、331人の男女の「瞳孔の大きさ」と、記憶力、論理的思考力などを含めた総合的な「頭の良さ」を調べたんです。その結果なんと、瞳孔の大きさと知性には相関があり、「瞳孔のサイズが大きい人ほど、頭がいい」という事実が判明。
瞳孔って興奮してるときに大きくなりますが、頭のいい人だと、普段から瞳孔の大きさが5mmもあったりしたんです。
なぜ、頭がいい人の顔の瞳孔はでかいのか?というと、これには脳内のホルモンが関係しています。
具体的には、ノルアドレナリンというホルモンが関係していて、このホルモンの分泌量が多いと、瞳孔がより大きくなるんですね。
で、このノルアドレナリンは脳の神経の働きに深く関わるホルモン。
ノルアドレナリンが多い人ほど脳の神経の働きを活発にさせるので、頭がいい。そのホルモンの働きの程度が瞳孔に現れていたってわけです。
瞳孔って相手が興奮しているかとか、精神状態を判断するときにも注目されていたりしますが、普段の相手の顔の瞳孔からは、頭の良さまで推測できちゃうんですね。
頭がいい人の「顔」以外の特徴
ここまで、頭がいい人の顔に関する特徴を紹介してきましたが、顔意外の内面的な特徴は何なのか。
人を外見で判断したくないぜ、という善人の方や、インテリフェイスが判断しかねる場合は次の特徴を参考にしよう。
頭がいい人のセンスはブラック?
ちょっと意外かもしれないけど、頭がいい人はブラックな笑いが好きだということが、ウィーン医科大学の研究で明らかにされています。
150人以上の男女を調査したところ、ブラックジョークを好む人ほど、IQが高かったことがわかったんです。
なぜブラックジョーク好きだと頭がいいのか?というと、複雑なことを考えるのが上手いからだと考えられています。
ブラックジョークっていうのは直接的な表現をしないので、その分理解したり表現するのに頭を使う。このためブラックジョークが好きな人は頭がいい傾向にあるんですね。
頭がいい人は偏見を持たない
あまり聞いたことがないかもしれないけど、偏見の持ちやすさと頭の良さには関係があるということは、今までたくさんの研究から示されています。
子供の頃に知性が低かった子ほど、大人になってから差別的思想を持ちやすくなる、というデータもあります。
差別的な思想、偏見というのは、「ここの出身の人は○○」「こういう集団は○○だから」と、何でも物事を安易に単純化しようとする発想から生まれます。これは、言ってしまえば頭が悪い人の考え方。難しく考えられないからこういう思考になりやすいともいえちゃうんです。
頭がいい人は、世の中が複雑であることを理解しているので何でも単純化しようとしない。集団を見ても、「同じ集団でも、こういう人もいれば、こんな人だっている」と理解しているんですね。
だから、頭がいい人を見抜くときには、偏見を持ちやすい人、すぐにレッテルを貼りたがる人がいたら要注意。頭がいいとはいえない可能性大です。
自分自身も含めて、無意識に偏見を持たないようにしていきたいですね。
頭がいい人は心配性
また、心配性な人というのも、頭がいい人にありがちな特徴だということもわかっています。
「頭がいい人」と一口にいっても、計算などの処理能力が高いとか、読解力が高いとかたくさんあります。
実は、この中でも心配性の人は、言語能力の部分で頭がいいことがわかっているんです。
何事にもすぐに心配になりやすくなったり、現状に不安を感じやすい人を調べてみると、言葉を扱う能力が普通の人より高かったというデータや、分析能力が高かったという実験結果などもあります。
心配性だと、なぜ言葉を扱う能力が高くなるのか。
これには、心配や不安を感じやすい人は、持つ出来事の細部まで記憶しやすいからだと言われています。
僕もどちらかというとネガティブな性格なので共感できるところがありますが、不安を感じやすい人ってある出来事や心配なことがあると、何度も頭の中でぐるぐる回ったりするんですね。
「あー、あの場面ではこうすればよかったんじゃないか」とか、
「もしかしたら、相手にはこういう風に見られたんじゃないか」とか色んな悪い状況を想像してしまう経験がある人もいるんじゃないかと思います。
不安症、心配性の人は、過去の嫌な出来事も細かいことまで反復して思い出して、「都合よく忘れる」ことができずに深く向き合って考えちゃう。でもそんな風にマイナスな思考が止まらない分、細かい心情や言葉のニュアンスを表現できるようになるんです。
そう考えると、心配性もある意味では強みでもある。
世間では「ポジティブこそ最高」と評価されがちだけど、どんな性格だって良い部分はあるのでそれを生かすってことが大事なんだなと改めて思います。
頭がいい人の顔、特徴のまとめ
今回の内容をまとめると、
- 「頭がいい」と判断される人の顔は、実際に頭がいい傾向がある。
- 頭がいいと思われやすい顔は、小顔、長い鼻、シュッとした顎
- 口角が少し上がっている顔も頭がいいと思われやすい
- 瞳孔が多い人は、頭がいい。
- ブラックジョークは頭を使うため、好きな人は頭がいい割合が高め。
- 頭がいい人は物事を安易に単純化しないから、偏見を持ちにくい。
- 心配性な人は、言葉を扱う能力が高い。
何となく思い当たる部分も多いですが、瞳孔が大きい人が頭がいいとかは意外だなあと思います。
ただ、今回紹介したものは、あくまでそういう傾向があるという話。すべての人があてはまるわけじゃないし、人間の脳は正しい方法であれば後天的に鍛えられるというのは色んな研究からも明らかにされています。
僕自身、今回の頭がいい顔には残念ながら当てはまらなかったですが、記憶術を習得したことで元々の「頭の良さ」の何倍もの能力を後天的に手に入れることができました。これほど自分の成長が実感できるものも今までなかったので、興味のある人は参考にしてもらえたら嬉しいです。
頭がいい人っていうのは、一緒にいれば自ずとわかるものではあるけど、今回紹介した特徴が実際にあてはまっているのかというのを確認してみるのも面白そうですね。
ではまた!
おすすめ記事
勉強嫌いで、何をやっても上手くいかない、
コンプレックスの塊だった僕が、
どうやって記憶術で人生を変えられたのか。その理由を以下の記事で公開しています。