コミュニケーションが苦手で仕事が不安?コミュ障が周囲を味方にする完全攻略法

コミュニケーションが苦手な人と仕事

こんにちは、笹木です。

今回は、コミュニケーションが苦手な人でも、仕事で不利にならずに味方を増やす方法について。

社会人をやってると、「世の中、コミュニケーションがすべて」みたいなことを聞くことって一度くらいあるんじゃないかと思います。

能力が高くてもダメな奴はダメ。仕事はコミュ力がすべてだ!みたいな。

僕自身、周りからよく聞かされてましたし、この主張が完全に間違っているとも思ってないです。

でも、小さい頃から、コミュニケーションに自信がないまま生きてきたので、こういうことを聞くたびにグサっときてたんですよね。

ちょっと仕事を頑張ったとしても、コミュ力ない自分は絶望的だな…と。

そんなコミュニケーションは超苦手な僕でしたが、ちょっとしたテクニックを実践することで、今では「周りを味方にして上手く仕事を進めること」が自分の武器になりました。

今回はそんな僕が仕事で試行錯誤の末身につけた、コミュニケーションが苦手な人でも仕事が一気に楽になるテクニックを紹介していきます。

コミュニケーションが苦手な人の勘違い

「仕事そのもののスキルなんかより、コミュニケーション力の方がよっぽど大事だ」

こういう主張はよく聞くし、実際、結構な人が

コミュ力があればたいていのことはなんとかなる」と思っているんじゃないかと思います。

僕も、コミュニケーションが苦手な人って何かと不利になるのは事実だと思うし、コミュ力があればたいていのことは乗り切れるというのは間違いじゃないと思うんです。

ただ、ここで強く言いたいのは、「自分のコミュニケーション力を正確に把握できていないことが多い」ということ。

というのも、よく世間で思われるてるのが、

コミュ力=よく喋れる、口が達者

というイメージ。このせいで、

にぎやかな人はコミュニケーションが得意。大人しい内向的な人はコミュニケーションが苦手

という先入観を持っている人がめちゃくちゃ多いんですよね。

確かに、誰かれかまわずベラベラ話しかけたりする人って、さぞ、コミュニケーション力が高いんだろうなーと思いますよね。

だって、自分からなかなか話しかけれないタイプの人間からすれば、あんなにベラベラしゃべれるのってそれだけでスゴ技。これも才能なんだなーとか思っちゃうわけです。

でも、こんな発想になりがちな人こそ、一度冷静に思い返してみてほしい。

ペラペラしゃべれる人を目の前にすれば、こんなに話せるなんて、この人は「コミュ力ある側の人間」なのね、と思うかもしれない。

だけど、よく喋る人だからといって、自分もその人と仲良くなりたい!心を許せる!と感じる人ばかりですか??

むしろ、「何かこの人、違う。」「自分とは合わない」と感じることだってあるんじゃないでしょうか。

よく周りの人を思い出してみると、意外とこのパターンの人っています。

  • やたら自分の話をしてきて沈黙に困ることはないし、特に害はないけど仲良くもなれない人
  • 飲み会で自分が盛り上げ役だと思っているけれど、ただ騒いでいるだけの薄っぺらい人

こういう人に限って、「仕事で大事なのはコミュ力っすよね」みたいなことを言って、大人しい人にドヤ顔しちゃったりする。

悪い人じゃないかもしれないけど、自分のコミュニケーションに苦手意識があるなら、こういう人を目指す必要はないんです。

もちろん、話が上手で、本当に人の心をつかんだり、好意を持たれやすい人だっています。

でも、人と会話する回数や口数の多さと、コミュニケーションが苦手かどうかは全く関係ないです。

コミュニケーションが苦手な人が仕事で勝つ戦略

とはいえ、じゃあどうやって会話をすればよいのか?

結論からいえば、相手に会話を通して親しい関係だと認識(錯覚)させることです。

といっても、別に馴れ馴れしい態度をとればいいとか、そういうことではありません。

よく、コミュニケーションが得意な人、仕事で交渉が得意な人は聞き上手だったり、相手に話をさせるのが上手い、と言われていますが、僕自身、今ではとてもこのことを実感しています。

つまり、相手にいかに自分のことを信用させ、話してもらうかということが重要になります。

いくら「よく喋れる」人でも、単純に会話が続くだけでは、距離を縮めることができない。

むしろ、薄っぺらい会話だけで終わるくらいなら、わざわざ話さない方がいいかもしれない。

こういうと、やっぱりとても難しいことのように聞こえます。

ただ、意外に感じるかもしれないけど、「自分はコミュニケーションが苦手」だと思っている人ほど、実はコミュニケーションを武器にできる可能性が高いと僕は思っています。

なぜなら、「コミュニケーションが苦手」とか、自分は引っ込み思案だと思っている人ほど、人をよく観察している傾向が高いからです。

自分からガンガン話しかけれるようなタイプの人の中には、相手の反応や感情を気にしない人もいます。

「これを言ったらどう思われるだろうか」「相手に不快な気持ちにさせないだろうか」ということを良くも悪くも気にしないからこそ、臆することなく話しかけれるんですね。

一方、コミュニケーションに苦手意識がある人というのは、人との対話に慎重になる人が多いです。

「こういうことを言ったら失礼になるんじゃないか。」「どう思われるんだろう」

相手の反応を気にしてしまって、口数が減ってしまう。つまらない会話になってしまう。

だけれども、自己中心的な会話にならないように、相手の反応を考えて会話するというのはとても大事だし、

そういう相手ありきの会話をしようとする意識がある人なら、後は知識やテクニックで相手に信用させる技術を身につけることは簡単です。

そして、コミュニケーションに苦手意識がある人に一番身につけてもらいたい本質的なテクニックが、自己開示のテクニックです。

これから具体的、かつ簡単な方法を紹介していきますが、コミュニケーションというのは生活すべてに関わることなので、この技術を押さえておくだけで、プライベートでの人間関係ではもちろん、仕事や交渉で自分が有利になるように持って行くのにも絶対役に立ちます。

コミュニケーション苦手に必須の技術とは?

自己開示とは、自分のことを話すこと。

こういうと、さっきまでの、自己中心的な会話になってはいけないという内容と、矛盾してるんじゃないか?

と思われるかもしれないけど、そうじゃない。

コミュニケーションで信頼を勝ち取るためには、相手に相手自身のことを話させること、つまり、相手に自己開示させることが重要です。

なぜなら、相手は自分のことを話してしまった人には、「この人は信頼できる人だから、自分のことを話したんだ」と脳が認識するからです。

だから、相手に相手自身のことを話してもらうということが仕事でもプライベートでも、コミュニケーションではめちゃくちゃ重要。

よく、コミュニケーションについて書かれた本などでは、

『コミュニケーションが苦手な人は質問をしない。コミュ力を高めたければ、質問をたくさんしろ!

と書かれてることが多い。

ですが、これは半分本当で、半分間違っていると僕は思っています。

だって、これを真に受けて、「とにかく質問!!」と意気込んでもただのインタビューになり、相手に好意を持たれるどころかビミョーな距離感がでてしまいますよね。

そこで何より重要なのが、自己開示なのです。

なぜ、自己開示が使えるテクニックなのかというと、相手に話をさせるのに有効だからです。

人間には返報性の原理と言って、何かをされると「お返しをしよう」という意識が働きます。

これを利用して相手に話をしてもらうのが自己開示。

まず、自分のことを話す。そうすると、相手は無意識に「相手が自分のことを話してくれたんだから、自分も何か話さなきゃ」という意識が働くんですね。

そして相手は自然と自分のことを話した結果、「自分のことを話した人だから、信頼できる人だ」と認識するのです。

コミュニケーション苦手な人の仕事で使えるワザ

人から好意を持たれる、信頼関係を作るのに必要なのは、面白いトークスキルや、場を盛り上げる性格ではなく、「相手に親密だと思ってもらうこと」。

そしてそのためにはまず自己開示をして、自然に相手にも話をさせるというのが大切。

コミュニケーションで最強な自己開示の技術

で、自己開示をしようといっても、じゃあ自分のどんなことを話せばよいか?と思うかもしれないけど、これはパーソナルな話、プライベートな話であればあるほどよいです。

例えば、仕事の上司などが空いての場合、出身地なんかの話をして、「フーン」って雰囲気で終わってしまうよりも、今仕事で悩んでいること、仕事への思いなどの話をする方が効果的。

そして、自分はこういうことで悩んでいるのですが、○○さんはどういう姿勢で仕事に取り組んでいるんですか?というように、その人自身の「思い」「考え方」を聞いてあげるのがおすすめです。

そんなに親しくない関係だと、「え、そんな深い話を急にするなんて…」と感じるかもしれないけど、そんなことを思う必要は全くないです。

別に言われた方の立場になっても、嫌な気分にはならないし、むしろ人間は自分の経験や考えを話すことに対しては快感を感じやすいので、一歩踏み込んだ話をするというのがコツです。

  • 相手の近況や、生活で心配に思っていること。
  • 何をしているときが楽しいか。
  • 仕事では今後何を改善し、どんなことをしていきたいのか。

当たり障りのないことで無難に終わらてはもったいない。
自分の弱みなども含めて自己開示しつつ、なるべくパーソナルな部分を喋ってもらうのが大事です。

仕事のコミュニケーションでも有効な「フォロー」

また、仕事などの相手とコミュニケーションをとるときに、
前回会ったときに話していたことをフォローするのも効果的です。

例えば、上司が今度旅行に行くという内容の話前回していたら、次会ったときには、

「先日の旅行はどうでしたか?」と絶対聞く。

たったこれだけですが、こういう些細なことこそ、その話をフォローすることで相手は「覚えてくれていたんだ!」

と喜んでくれ、それだけで好意的に見てくれるようになります。

せっかくコミュニケーションをとる機会があったときは、そのときにポロっともらしたプライベートな情報は確実に押さえておくようにしましょう!

初対面でやるべきコミュニケーション法

仕事などで初対面に近い人や、まだお互いに関係が薄い人を攻略しなければいけない場合には、

その人と話が合うのか?一体どんな人なのか?

と色々と不安に感じる人も多いかと思います。

そんなときに絶対やっておいた方がいいのが、相手の顔と名前、趣味などを覚えておくことです。

すぐに名前やその人の情報を覚えることはプラスにしか働かないし、その人が「何に興味を持っているのか」というパーソナルな部分を覚えて、次に会ったときの会話でフォローするのはすごく効果的な方法です。

ここまでできなくとも、名前を覚えるだけでも全然違います。自分に興味を持ってくれた、という印象は予想以上にその人の心に響くもの。

ほとんどの人は1回会っただけでは覚えてないので、ちょっとしたことを記憶しているだけで意外なほど好意を持ってくれるんですね。

ちなみに、僕は記憶術を活用して、こういったことを覚えていますが、記憶術を知らない人でも、相手の名刺の裏などに忘れないうちにその人の情報をメモしておくというのも良いと思います。

コミュニケーションで重要な「先制攻撃」

最後に、コミュニケーションに苦手意識のある人にこそ実践してもらいたいテクニックが、自分から挨拶する、話かけること。

特に、初対面のときやお互いに話しかけにくい場面のときこそ、効果は大きい方法です。

なぜなら、挨拶をされた側は、「わざわざ話しかけてくれた」「名前を覚えてくれていた」という気持ちから、こちらが頑張らなくても相手は無意識に「会話を広げなければ」という意識を持つからです。そして自然と相手の話を聞きやすくなり、心を許してくれやすくなります。

コミュニケーションにおいて、会話を先制することは有利なことしかないです。そしてそれは、自分から話しかける、挨拶するというだけでいい。

特に挨拶はついおろそかになりがちですが、相手から挨拶されたからといって、不快な気持ちになる人はいません。だったら自分から挨拶をするほうが断然得。これをやらない手はないです。

また、コミュニケーションが苦手な人の場合、この「自ら話しかける」という行動を実践してもらうのは別の意味でも重要です。

僕もそうだったのですが、この方法って慣れていない人にとっては実践しにくい部分でもあります。

自分が話しかけてよいのか?このタイミングでよいのか?なんて余計な心配をしたり、人によってはすごく勇気がいることかもしれない。

でも、そう思っているのは相手も同じ。

だからこそ、そこで一歩先制することで有利になるし、何より、その「ちょっとした不安」に強くなっていくことができるんです。

自分から話しかける、挨拶をするというのは、冷静に考えれば大したことではないです。

だけど、この少しのハードルを自然に超えられるようになるのと、越えられないのではすごく大きな差があります。これが普通にできるようになるだけで、自分に自信を持って会話や進めていくことが出来るんです。

コミュニケーションに苦手意識があり、対人で不安を感じやすい人ほど、この、自分から話しかける、挨拶をするというのを癖にするレベルで実践してみてほしいなと思います。

コミュニケーション苦手な人の戦略 まとめ

ということで、コミュニケーションが苦手でも仕事やプライベートで使えそうな技を解説していきました。

まとめると、

・コミュニケーションで重要なのは「どれだけ喋れるか」ではない。

・人間は自身について話をしてしまった相手ほど、「親しい関係」だと認識する

・返報性の原理を利用して、自分の自己開示を通して相手に話をさせる

話題はプライベートな内容、深い話になるほど良い。

・前回の会話のフォローで、信頼関係を構築。

・相手の顔と名前はもちろん、些細な情報も記憶し、会話に活かす

 

僕は、子供のことから内気で、自分から話しかけられず、常に受け身なタイプでした。

そんな性格は、年齢を重ねても大きく改善されず、今思えば人から嫌われるのを必要以上に恐れていたんだなーと思います。

周りを不快にさせるようなことはしないけど、特に面白い存在でもない。というようなタイプのヤツです。

大学生になると、どんどん友達を増やしていく人もいましたが、やはり僕は、新しく人と仲良くなるのが得意ではなく、いつも同じような友達としかいなかったんですね。

当時は、「自分は面白いことを言えるような人じゃないし、しょうがないんだ」と思っていました。

でも今は、人を笑わせるセンスや、盛り上げる能力ってコミュニケーションに重要なスキルではないと実感しています。

僕は今でも、特別笑いのセンスがあるわけでもないし、面白いエピソードを用意しているわけでもありません。

それでも、自分なりに勉強して得た知識を実践していったことことで、普段から仲良くしてくれる人、味方になってくれる人は以前より明らかに増えました。

特に、仕事でのコミュニケーションでも、以前なら「ちょっと苦手だな」と思っていたような人からも協力してもらうのが得意になったことは、大きく仕事の進め方がすごく楽になったなーと思います。

仕事でもそうだけど、親しい関係になれる人が増えると純粋に楽しいです。

自分が体験したことのない趣味に誘ってくれて、一生の思い出になったり、仕事の人と何気ない雑談がきっかけで、海外のプロジェクトにも参加できたり。

今回紹介したものは、実際に試してみてくれる人が増えたらいいなと思い、マインド的なトレーニングとかじゃなく、テクニック的な要素を意識して紹介しました。

だからこそ、「コミュニケーションが苦手だなー」「仕事で上手くやっていけんのかな、、」と不安に思う人こそ、実際に行動を起こしてみてほしいな、と思います。

 

僕自身、役立つノウハウだとか、知識を勉強すること自体は嫌いじゃなかったんだけど、せっかく知っても、意外と行動に移せないこともありました。

「なるほどねー」とそのときだけの自己満足で終わることも多かったんです。

だけど、行動してみて初めてその効果を実感できます。

面白い人間にならなくちゃとか、楽しませなきゃと思う必要は全くありません。

明日からできる簡単なテクニックばかりなので、是非やってみてください!

 

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