こんにちは、笹木です。
今回は、地頭を鍛えるために意味のあることは何か?ということについてです。
一時期、脳トレブームって流行りましたよね。
今でもせっせと電車内で脳トレをやってる人をよく見かけます。
僕も、地頭をよくしたい!という思いから
好きでもない脳トレに頑張って取り組んでいた時期がありました。
今回は、そんな脳トレが、実際に効果はあるのか?効果はないのか?
実際に取り組んで効果がある脳トレとはどんなものか?
ということが科学的に明らかになったので、その内容について徹底解説していきます。
脳トレに効果を求めていた自分
脳トレは、僕自身、やってみたことがあったんですね。
というのも、昔から僕は、勉強でも、ゲームでも、とにかく器用にこなすことができず、常に劣等感を感じて育ってきていたので、かなりコンプレックスまみれでした。
そんなこじらせていた僕は、
「特殊な脳トレで、人と違う能力がつけようぜ!」
みたいな言葉にとても弱かったんです、、笑
「これで人より優れた能力がつくなら…!」
と、教材を購入したこともありました。
ただ、そこにあったのは、速読のための眼球運動や、メンタルトレーニングなどまあ怪しげなトレーニングばかり。
よくわからないトレーニングは効果も実感できないし、モチベーションを保つのが大変で、結局挫折していまいました。
脳トレの効果はなし??
で、結局モチベーションも続かないこともあり、当然効果も実感できなかったわけですが、
「じゃあ、実際に脳トレに頭は良くする効果はないのか?」
という疑問。
実はこの問題については、科学的にすでに結論がでていて、
「よくある脳トレには地頭をよくする効果はない」
というのが多くの研究からはっきりしました。
挫折したけれど、結果オーライだったという感じですね笑
まあ、脳トレの効果があるのかないのか?という議論はかなり前からあって、脳トレの効果については賛否両論があったんですね。
例えば、脳トレに効果はあるんじゃないか!?という論調が強くなったときもあり、
その背景には、実際に脳トレを行ったことで、
「IQが5~10ポイントアップした!」という事例がありました。
こう聞くと、脳トレにもちゃんと効果があるように思えますよね。
でも実はこの結果、プラシーボ効果(思い込み)の影響が大きくでていたことが後からわかったんです!
実際に行われた研究では、被験者に脳トレを行ってもらう実験で、
- 「これは、脳トレの効果に関する実験だ」と伝えたグループ
- 「これは、心理学の実験だ」と伝えるグループ
にわけたところ、
脳トレだと意識したグループは脳トレ後のIQが5~10ポイントも上がったのに対し、
「単なる心理実験だ」と思わされていたグループのIQは変わらなかったのです。
脳トレだと言われたこと人たちは、無意識に結果をだそうと頑張っちゃったところ成績が上がっちゃったわけなんですね。
実際に300件以上の脳トレに関する研究を評価した結果からも、
「脳トレをやりまくっても、脳トレのゲーム自体が上手くなるだけで、地頭はよくならない」
という最終的な結論が報告されています。
昔の僕のように、単純に
「頭をよくしてやるぞ!!」
という意気込みで脳トレをやっている方は残念ながらやめた方がいいということですね。。
脳トレよりも効果があるモノ
ただ、「脳トレは効果なし!」というだけがわかったわけではないんです。
この研究で本当に注目すべきなのは、
「思い込みだけでIQが10ポイントも上がってしまった」
ということ!
これはちょっと信じられないくらいすごい結果ですが、
それだけ「思い込み」やメンタルに脳のパフォーマンスが左右されるのも事実です。
実際に、記憶力チャンピオンが書いた本の中では、
「大会の中で、膨大な量を記憶する問題を上手く記憶できなかったときも、まず一呼吸置く。
そして、『私は世界一の記憶力を持っているんだ!』
と思いこんでからもう一度やってみると、100%の正確率で暗記できたんだ、」
と言っています。
また、200桁以上の数字を覚えられるという記憶術マスターの話でも、
「『私は記憶力が悪い』と思うことが一番の記憶への障害となる」
と言っていました。
自分の心の持ちよう次第で、脳のパフォーマンスは変わるので、根拠のない自信を持つことって意外とすごく大切なことなんですね。
脳トレの効果:まとめ
ということで、結論としては
「脳トレをやっても、頭をよくする効果はない!」
ということになりましたが、
よくある記憶術の教材の、トレーニング法や瞬間記憶にも似たものを感じます。
もちろん、科学的根拠のある方法のものもありますが、それ以上に、よくわからない感覚的な部分だけで書いているような教材もたくさんあるんですね。
せっかく時間を割いたのに、効果がないというのはもったいない。
脳トレも、脳トレそのものが楽しいと感じてやっている人ならそれでいいと思うけど、
地頭をよくしたい!という目的が明確にあるんだったら、脳トレに時間を割くよりも、記憶術を取り入れた方が合理的です。
そして、何かを学ぶときは、なるべく不安や弱気な姿勢をやめ、たとえそうでなくても、秀才になりきって学びましょう笑
そんなの難しいと感じるかもしれないけど、ほとんどの人は、自分で自分の能力を低く見積もりすぎてるので、こういう意識は案外とても重要です。
自信を持って取り組み、脳の働きを最大限引き出すようにしていきましょう!
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