基本情報技術者の難易度は高くない!ド素人でも勉強時間2ヶ月で合格した方法

初心者が最短で基本情報技術者に合格する方法

こんにちは、笹木です。

今回は、基本情報技術者試験の必勝法について。

情報系の資格の中では、
最もメジャーなものの一つである基本情報技術者試験。
FEと呼ばれたりもします。

基本情報技術者試験って
SEはもちろん、IT企業だと
営業職でも会社側から取得を求められることも多いです。

僕もIT系の企業で働いていることもあって、
当然のようにこの資格を取得させられました。

合格すると、資格手当や報奨金がもらえたりしますが、
会社側の空気としては、
「社員なら早いうちに必ずとっとけよ」
っていう感じ。

会社にとっても、社員に一定の技術力があることの
証明になるからお客さんから信用されやすすくなるんですね。

そんな事情もあって、
若手でも2年目で合格してないと、

「次こそは大丈夫だよね??」

っていう雰囲気がすごい。

こういう人を見ると、
「あーとっといてよかった…」
って思います。

IT系の企業に就職を考えているなら
基本情報技術者を持っている状態だと
間違いなく就活でプラスになるし、

既に内定を持っている人も、
合格していれば上からの印象はよくなって、
余計なプレッシャーを感じずにかなり楽になります。

そんなわけで、基本情報技術者試験は、
「持っているとお得だよ」ではなくて、
「早くとっておくほうが身のためだよ」
という次元です。

10月と4月の年2回しかないから
1回落ちると次は半年後になっちゃうし、
長引くほど上からの風邪当たりは強くなるから
絶対早くとっといたほうがいい。

こんな風に書いていると難関な試験のように
感じる人もいるかもしれないけど、
正直、難易度は高くないです。

もちろん、知識ゼロの状態から
2週間とかで合格しようとするのは大変だと思う。
でも、やることをやれば、誰でも合格できる試験です。

僕も、情報の知識なんてなーんにも知らなかったし、
別に「PCが好き!」とかいうわけでもなかった。

それでも一日ちょこちょこ(1時間弱くらい?)
勉強して、2か月かからずに合格できました。

同じタイミングで受けた同期の中には
不合格の人もいましたが、
ド素人の自分でも合格できたのは、
受かる方法で戦略的に勉強したからです。

今回は、知識ゼロの超初心者が最小の勉強時間で
合格するための方法を解説していきます。

基本情報技術者試験の概要

まず、どんな試験か全く知らないと
勉強のイメージも湧かないと思うので軽く説明。

この試験は午前試験・午後試験と分かれてて、
両方とも4択形式のマーク式
午前試験は、一問一答形式で、80問あります。

午後は文章題形式で、

問1  情報セキュリティ
問2~7   
          ハードウェア 
          ソフトウェア 
          データベース 
          ネットワーク 
          ソフトウェア設計
          プロジェクトマネジメント 
          サービスマネジメント
          システム戦略
          経営戦略・企業と法務
 
問8  データ構造とアルゴリズム 
問9  ソフトウェア開発(C言語) 
問10 ソフトウェア開発(COBOL)
問11 ソフトウェア開発(Java) 
問12 ソフトウェア開発(アセンブラ) 
問13 ソフトウェア開発(表計算)

問1のセキュリティは必須
問2~7の中から4問選択
問8のアルゴリズムは必須、
問10~13の中から1問選択

という形式になってます。

後で詳しく説明しますが、
初心者にとっては、「午後で何を選択するか」が
合否の分かれ道になっていると思います。

そして試験時間。

午前・午後両方とも、150分なんだけど、
午前は知ってるか、知らないかだけの問題なんで
時間内で余裕で終わります。

でも午後は文章を読み解かなきゃいけない問題で、
ギリギリになる可能性が大。
午後は時間も気にするようにしましょう。

あとは、試験の申し込みにも注意です。

だいたい2か月くらい前に締め切りがあるので、
気にしてないと意外と忘れそうになります。

逆に、申し込んだのに勉強時間が足りないからって
受験しない人も意外といるんですが、
これはすごくもったいないです。

基本情報技術者試験は4択なんで、運の要素もあります。
いくら勉強時間が足りてなくても絶対受けたほうがいいです!

だいたい、試験日の2か月前くらいが
申し込みの締め切りになっているので
8月か2月には申し込みが完了していることを
確認しましょう。

 

初心者がやるべきテキスト

基本情報技術者試験は、
基本的な知識を問う問題が色んな分野からでます。

IT業界にいるなら、常識でしょ?
ってぐらいの難易度です。それくらい内容は基本的。

だけど、いくら難易度は基本レベルでも
情報系の知識が何もない状態だと、
問題はかなりとっつきにくいです。

だって、普通に生活してたら
耳にしないような言葉ばっかり。

最初は
「この用語何?問題文の意味もわかんない…」
って状態です。

実際は難しいことを
言ってるわけじゃないんだけど、
知らない用語ばっかりで、問題の意味すら理解できない。

だからこそ、わかりやすい参考書で
さらっと一通りの知識を抑えることが大事です。

そこでうってつけなのが、このキタミ式。

これは、図がたくさんあるうえに
かみ砕いて説明してくれるから
初心者でもメチャクチャわかりやすい。

「文系だし、ITは全くわかんない、不安。」って人でも、
これ読むだけで理解度はかなり上がるんで安心してください。

これを2周くらいやって、
ざっくりと大まかな知識がついたら、
過去問を解いていきます。

過去問の活用は絶対!

基本情報試験は、絶対に過去問を解くべきです。

というのも、基本情報技術者は
過去問&解説がすべて公開されている上に、
午前の問題は、40%ぐらいが使いまわしされているからです。

問題文も全く一緒、選択肢の順番まで一緒
問題がかなりでてきます。

だから、過去問を解いてると、
問題文をちょっとみただけで、考えなくても

「あ、この問題の答えは確か”イ”だった気がする!
 なんでかはわからないけど…」

みたいな現象が起きてきます。

一度見たことある問題だからわかっちゃうんですよね。
だから、基本情報技術者の難易度、特に午前はちょろいです。

とはいっても、午前の問題は
どれも午後で必要となる基礎的な知識なので、
記号を覚えてるだけだと、午後の問題も解けない。

逆に、午前の問題がしっかりわかってれば
午後の問題の難易度も高く感じません。

だから、いくら問題が流用されるからって、最初から
「意味がわからなくても答えだけ覚えればいいや」
的な気持ちで挑んでると、午後で困ります。

午前の知識は午後でも使うので
理解することを忘れないようにしましょう。

どうやって過去問を進めていくかですが、
過去問は、特にテキストを買わなくてもいいと思います。

というのも、ネット上には
過去問と充実した解説が公開されているし、
それだけで十分勉強できちゃうからです。

基本情報技術者試験ドットコム

僕はこのサイトで問題をひたすら解いていきました。

通勤・通学時間とか細かい時間で
勉強できるのでおすすめです。

ここで大事なのは、
解説を読んで理解すること。

間違えた問題では、
「自分が選んだ選択肢はなぜ間違いなのか」
もしっかり確認します。

解説を読んでもわからないなら
「キタミ式」でもう一度確認したり、
ネットで調べてみたりしましょう。

まずは、6回分をどんどん解いていきます。
2,3週くらいやって、この6回分は
ミスなく答えられるレベルにしておきしょう。

午後問題の攻略は選択

午前の問題ができるようになれば、
午後の問題も知識的には解けるようになります。

だから、基本的には午前と同じように
過去問を解いて勉強すればいけばいいんだけど、

選択問題もあるので、
すべての問題を解いていくのは非効率です。

ここで重要になるのが、
「どの問題を選択すべきか」

選択する問題はめちゃくちゃ大事です。

自分より明らかに優秀だな~と思う同期でも
不合格だった人もいたんですけど、

話を聞いてみると、みんなそろって
点数の取りにくい問題を選択していたんですね。

初心者で知識が何もない自分からしたら、
「そんな問題選択しちゃだめでしょ!」
って問題を選んでて、
やっぱり選択する問題で得点もかなり変わるよな、
と実感しました。

で、何を選択すべきかって話ですが、

午後の形式をもう一度おさらいすると、

問1のセキュリティ、問8のアルゴリズムが必須。
問2~問7から4問選択、
問9以降のソフトウェア開発から1問選択です。

自分が解きやすい問題を解けばいいんですが、
知識ゼロの初心者の場合、
何を選択すればいいかは決まって来ます。

点数を取るために選択すべきはこれ。

問1  セキュリティ   ←必須問題
問2~問7
    ハードウェア
    ソフトウェア
    データベース
    プロジェクトマネジメント 
    サービスマネジメント
    システム戦略
    経営戦略・企業と法務 

問8  データ構造とアルゴリズム  ←必須問題
問9  ソフトウェア開発(表計算) 

で、解くのがベストです。

問2~7は、毎年決まった分野がでるわけじゃないので、
この分野を勉強しておけば、
当日何が来ても対応できます。

しかもこの分野だったら知識が問われる問題がほとんどだし、
ストラテジ系の問題なんかは
問題文に答えが書いてあるようなのもあって、
知識ゼロでも解けちゃったりします。

初心者や、知識で何とかしたいって人は
この組み合わせしかないです!!

そして、もう一つ選択しなければいけないのが
ソフトウェア開発。

これは、表計算一択です。

初心者だと、

「プログラミング言語はこれから使うし…」

という気持ちから、Javaや他の言語を選択しようとする人も
いるかもしれないけど、

絶対やめたほうがいいです。

他の言語問題の難易度は高いし、
初心者がプログラミングを一から学び、
それを問題を解けるレベルまでにしていたら日が暮れます。

というか心が折れます。

最小の勉強時間で点数をとるんだったら
表計算一択。

表計算は、IT初心者でも馴染みのある人が多い
エクセルを使った問題だし、
他の言語とは比にならないくらい簡単!!

対策にはこの本が超わかりやすいです。

午後の出題範囲で選択する問題は、
午前の段階からしっかり理解しておくようにしましょう。

特にセキュリティなんかは点数の稼ぎやすい分野なんで、
午前問題を100%理解しておくと強いです。
満点狙えます。

アルゴリズムに力をいれすぎない

初心者が得点で悩みがちなのが、
問8のアルゴリズム。

アルゴリズムの問題は、
問題文も長いし、難易度も高いことが多いです。
しかも、配点が高い。

でも、アルゴリズムの問題が
なかなか解けるようにならなくても、
落ち込まないことが大事です。

僕も初めて解いたときは、
「こんな問題、できるようにならないんじゃないか??」
と思いました。

それでも、慣れればなんとかなります。

アルゴリズムって
IT初心者にとっては難しく感じて当然だし、
他の問題よりも難易度も高いです。

しかも、時間をかけて勉強していても、
その年の出題が難しい内容だったら、
思うように点数がとれないこともあります。

だから、苦手なら
「半分くらい得点できればいいや」
くらいの気持ちで考えて下さい。

実際、アルゴリズム全滅でも、
他の分野でカバーして受かっている友達もいました。

アルゴリズムをある程度勉強して
「どうしても苦手だ」と思ったら、
そこに勉強時間を割くよりか、
他の分野を完璧にすることを目指す方が効率いいんです。

そうはいっても、
「配点も高いし、捨てきれない!!」
という人も多いと思います。

それは確かにそうで、初めから全部捨てちゃダメ。
アルゴリズムは難しい問題が多くて、
問題文を読むのも一苦労です。

もう無理だ…と心が折れそうになるかもしれない。
それでも、諦めちゃダメです。

というのも、問題の難易度は高いアルゴリズムですが、
よく読めば解けるような、
簡単な問題も仕込まれているからです!!

文章が長くて、意味不明でも、
「丁寧に読めば少しは解けるはずだ」
という意識で解くのが大事。
点を取れる所で取りこぼさないようにしましょう。

コツは、問題文の文章を読んで、
アルゴリズムで該当している処理はどこなのか?
文章と照合する意識を持つこと

色んな参考書もありますが、
やっぱり過去問と解説を読んだうえで、
文章と処理内容を照らし合わせてもう一度解く、

というのを繰り返していくと、
アルゴリズムの解き方に慣れていけます。

そんなに力みすぎずに、
「前半だけとれればいいや」くらいの気持ちでOK。
他の分野で得点すれば十分合格できます。

 

時間配分にも注意

午前は時間にかなり余裕がありますが、
午後はおそらくギリギリになります。

1つの問題に時間を使いすぎて、
解けるはずの問題で時間がなくならないようにしましょう。

午後の時間配分の目安は、

 問1~問7         15分 ×7問  =105分
 アルゴリズム・表計算   25分 + 20分 =  45分

という感じです。

日頃から、アルゴリズムや表計算は20分、
それ以外は15分で解くというように
時間を意識して練習してみてください。

行き詰まったらネットを活用

勉強を進めていくと、
テキストを見てもよくわかんない、
ってものもでてくるかもしれない。

そういうときは、
ネットをフル活用です!

基本情報技術者試験だと、
解説しているサイトもたくさんあります。

難易度の高い問題も、
動画だとわかりやすく解説してくれてる方も多いです。

過去問をピンポイントで解説してくれてたりするので、
使えるものはどんどん使っていきましょう!

まとめ

全くの初心者でも、基本情報技術者試験に
合格する方法について解説してきました。

まとめると、

・まずは参考書を2週して知識をつける

・午前問題は過去問の流用!過去6回分を仕上げる

・午後の過去問を3年分解く。

・午後の選択問題は予め絞って勉強する。

・行き詰まったらネットも活用する。

スケジュール的には、
1日1時間くらい勉強時間を確保するとして、

・参考書(キタミ式、表計算)2周  2週間
・午前問題過去5年分        2週間
・午後過去3回分          2週間
・午前問題を続けつつ、
 午後の苦手分野を過去問で解く    1週間

これで合格です!

僕もIT知識は何にもなくて、
正直、難しいんだろうなーと思いながら始めましたが、
終わってみれば8割を超え、余裕を持っての合格でした。

6割取れれば合格、
しかもすべてマークシートなので
難易度は高くなかったなーと思います。

知識をつけて、選択問題に注意して解けば
一日の勉強時間があまりとれなくても、
誰でも合格できる試験です。

IT系の会社にいるなら
とりあえず持ってないと困ると思うので
戦略的に点数を稼いでとっちゃいましょう!

基本情報技術者試験もそうですが、
他の資格試験や勉強をするときも、
より効率良い方法で勉強するのって大事だなと感じます。

僕の場合、記憶術を活用してから
勉強がかなり楽になりました。
(そのときのことはこちらの記事で詳しく書いています↓↓)
胡散臭い記憶術を知って人生激変した落ちこぼれの物語

学校での教育や子供時代を振り返ると、
「苦労して頑張った」ことが、
素晴らしいとされることが多くて、

「逆に楽をしようとする」のは
あんまりよく思われないことが多い。

でも今は、
「いかに楽してゴールにいくか」を
考えるのってすごく大切だなと実感してます。

だって人生の時間は限られてるし、
より少ない労力で達成できれば
それだけ色んなことにチャレンジできる!
って思うんです。

少し話が逸れましたが、
資格試験なんて、合格するために受験するんだから、
受かるための方法を考えて、戦略的に合格しましょう!!

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コンプレックスの塊だった僕が、
どうやって記憶術で人生を変えられたのか。その理由を以下の記事で公開しています。

胡散臭い記憶術を知って人生激変した落ちこぼれの物語

 

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