意味のない暗記法が判明!マーカー?青ペン?やるだけ無駄な暗記法とは?

暗記カードと「意味ない暗記法」の文字

こんにちは、笹木です。

今回は意味のない暗記法と、
本当に効果のある暗記法について。

 

何かを暗記するなら、
効率よく暗記したいと思うのは当たり前。

そのために、色んな暗記法、勉強法があるわけです。

でも、勉強法や暗記法って
科学的にもよく研究されていて、

実践している人は多いけど、

「それ、実際意味ないよ??」

っていう暗記法もあります。

僕自身、学生の頃から今まで
色んな暗記法を試してきました。

ノートに書いて覚える、
蛍光ペン・マーカーで線を引く、
何度も読み返す、カードを使う、

などなど。

暗記が苦手だからこそ、
色々試していたんですよね。

今思うと、時間の無駄だったな、
非効率だったなーと思うものもありました。

でもそのおかげで、
効率的な暗記法がわかったし、
今では無駄な方法もとらなくなりました。

勉強ってただがむしゃらにやればいい
って話じゃない。

昔は、「どういう戦略でいくか」
ということをあまり意識していなかったので、

こんなにやってるのに、何でできないんだろう。
何て自分はダメなんだ。

とネガティブになることも何度もありました。

でも、今はっきりいえるのは、

苦しければ成果がでるってもんじゃない
ってこと。

どうやったら効率よく暗記できるか、
記憶に残せるか。

それを間違って意味のない方法をやっていたら
努力が報われなくなっちゃう。

だから、正しい方法で努力すべきだよなと
今は実感しています。

今回は、そんな自分の経験も踏まえたうえで、
最近の研究からも判明している、

意外にも意味のない暗記法や
科学的に効果がある暗記法・勉強法について
書いていきます。

 

最も意味のない暗記法

辞書に線を引いているマーカー
実は意味のなかった暗記法。

結論から言うと、効果が低い暗記法は、

・大事なところをマーカーで線を引く
・アンダーラインを引く

という方法だったことがわかっています。

これが判明した背景には、

「色んな暗記法がある中で、
 効果のない暗記法はなんだったのか?」
っていうのを研究した2014年の実験があって、

この実験では色んな暗記法の効果を比較したんですね。

具体的には、

・読み返す
・大事な用語をメモる
・要約する
・内容を図にしてみる
・模試を受ける

など。

この中で、最も意味のない方法は
何だったかというのを調べたところ、
「重要な部分に線を引く」
っていう方法だったんです。

この方法は誰でも、
一度くらいやったことあるんじゃないかと思います。

大事なところに蛍光ペンで線を引いたり、
アンダーラインを引いたり。

僕もよくやってました。

あれって線を引いてるときは、

「ここは大事だ、よし、覚えよう!」

って感じで、なんか
「勉強してる感」がでますよね。

実際そのモチベーションが高いまま、
維持できるならいいと思うんですけど

それだけで満足してしまうことが多い。

何より、
線を引きすぎる
っていうのがデメリットです。

僕の場合、線を引くときは
「大事なとこは全部暗記するぞ!」っていう、
そのときだけ湧いてくる謎のやる気があって、

ここも大事!ここも大事!
って色んなとこに引いちゃってました。

そうすると、後でみたときに

結局どこが大事なのか?

暗記しないといけないとこ、
こんなにあんのか…

って状態になります。

実際、この「重要なとこにマーカーで線を引く」
という方法が意味がないという理由は、
どうしても、
受け身な暗記になっちゃうから。

効率良い暗記に何より大事なのは、
自ら思い出すという作業です。

当然、線を引いているだけじゃ、
なかなか思い出すという作業にならないから
暗記できないってわけです。

効果のあるマーカー暗記法

だからってマーカーを全否定ってわけじゃないです。

ここで言ってるのは、

「大事なとこを目立たせるためだけに
 マーカーを引く」という方法は、
あまり意味がないって話です。

マーカーの暗記というと、

よく、暗記マーカーとかで
線をひいたとこを下敷きで隠す
って方法もありますよね。

これも、僕はよくやってました。

緑のマーカーで線をせっせと引いて、
赤い下敷きで隠す。

公民などの科目で
憲法や法律、条文を覚えるときなんかは
使えるテクニックでした。

これは、
自ら見えない状態にして、暗記したことを思い出す
っていう作業になってるから
脳にも定着しやすい暗記法です。

自分で空欄をつくるわけにもいかないし、
かといってまるまる全文暗記する必要もないし…

そういうときは、
このマーカーで暗記する方法はおすすめです。

このように、思い出すという作業
あればいいんです。

ただ、ここで注意してほしいのが、
マーカーを引きすぎないってこと。

やっぱりマーカーをひくとなると
つい引きすぎちゃうんですよね。

ここも覚えよう、ここも覚えようって。

そうすると結局、膨大な量になって
本当に暗記しなきゃいけないとこも
暗記できなくなるし、
効率がとても悪くなります。

重要なのは、
本当に暗記すべき部分だけにマーカーを引く
っていうこと。

そうはいっても、
自分に暗記すべき部分を判断するのって
なかなか大変ですよね。

自分がやっていたときも、
「暗記が苦手」っていう意識があったからこそ

その自信のなさから、
「これも、これも、一応マーカーひいとこ!」
ってガンガンひいてました…

これを防ぐために超おすすめなのが、

1ページ進んだら、テキストや本を閉じて、
読んだところを思い出してみる

って方法。

これ、やってみると意外と難しいんですよね。
だからこそ、
自分が暗記すべき部分がわかるんです!!

僕の場合、
たった今読んだ内容、暗記した内容なのに、
何もない状態から思い出そうとすると
なかなかでてこない。

「全然覚えられてないな…」
って気づかされることも多かったです。

そうなったら、
思い出せなかった部分で、重要だと思えるところを
マーカーで引いていきます。

こうすることで、
暗記すべき部分が明確になるんですね。

1ページが簡単すぎるなら1セクションごとでもOK。

「何もないとこから思いだす」という作業を
してみるということで記憶が定着してきます。

日々の読書でも、
「本の大切なとこに下線やマーカーを引きたい」
って人は意外と多いみたいです。

そういう人でも、この方法であれば
本当に自分が忘れがちな部分にだけ
線をひけるんで、ぜひやってみて下さい。

最も効果的な暗記法は?

逆に最も効果のある暗記法はなんだったのか?

これは、
「自分でテストをしてみる」
っていう方法だったんです。

マーカーで線を引いて、
下敷きで隠すっていうのも
「テストをする」っていう勉強法の一つです。

これがなぜいいのかっていうと
やはり「思い出す」っていう作業が必要になるから。

思い出す回数が多ければ多いほど、
記憶に定着します。

そういう意味では、
アプリなどを使って英単語を覚えるのもありでだし、
時間を決めて過去問を解いてみるとかも効果的。

自分で暗記したことを
思い出していくって環境が大事なので、

インプットだけで終わるんじゃなくて、
インプットをしたことを是非自分でテストしてみてください。

特に、初めて暗記する内容は、
その日のうちに、一度目のテストをしてみる
というのを心がけて下さい。

というのも、次に復習するときに
暗記したことがあまりにも思い出せないと、
どうしても辛い。

確かに、「頑張って思い出す」
という作業は必要なんだけど、
思い出せなさすぎるとほんとに苦しいんですよね…

これが、モチベーションの低下につながっちゃう。

勉強法・暗記法は大事。

だけど、気持ちがついてこなくなるのが
一番ヤバイです。

でも、その日のうちに、
1回でも自分で暗記したことをテストしてみると、
まあまあ暗記できているので
それなりの達成感も得られるし、記憶も定着するので
おすすめです。

最も記憶が定着する復習のタイミングについては
以前の記事で詳しく書いたので是非読んでみて下さい。

まとめ

今回は意味のない暗記法と効果的な方法についてでしたが、まとめると、

・マーカーや蛍光ペンで目立たせる暗記法は意味ない!

・けど、下敷きなどで見えない状態にして小テスト形式にするのは効果的。

・マーカー&下敷きで暗記したいなら、暗記すべき部分をしっかり判別する。

 ◆1ページ、1セクションごとに区切って何もない状態から思い出してみる。
  →それでも思い出せない部分にマーカーを引く。

・最も効果的勉強法は、テスト形式でやるって方法。
 初めて暗記するものは、その日のうちにテストしてみる。とにかく自ら思い出すのが暗記で大切なこと。

という感じです。

勉強法や暗記法は、色んな人が色んなことを言うから
結局どうしたらいいんだろう??
って迷います。

いくら、これで受かりました!!とか言われても、
それはその人に合っているだけかもしれないし、自分にあっているかは別の話。

だったら、
科学的に最も効率がよいと言われている方法をとるのが近道です。

だって、
「何となく良さげな方法だから」
「みんなやってるから」

っていう方法でやるよりも、

何人もの人が実際に試してみて、その結果どうだったのか?
っていう検証から導かれたもののがあるなら、それを絶対に実践してみるべきだと思うんですよね。

もちろん、僕は今後もより良い方法がでてきたら、それを実践していくし、常にベストな方法をとるつもりです。

そういう自分なりの経験もシェアしていけたらなと思います。

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