読書ノートはめんどくさい!楽で効果抜群の読書ノートの書き方を徹底解説

読書ノートの書き方

こんにちは、笹木です。

今回は本の内容を脳に定着させる、読書ノートの書き方について。

読書って知識を得るためにはすごく役に立つ方法だと思っています。ただ、読書した本の内容をきちんと知識として定着させるのって意外と難しい。

というのも、僕自身、今でこそ克服しましたが、昔は本を読んでも恐ろしいほどのスピードで内容を忘れていたんです。

読書をしてるそのときは、

「なるほどなるほど」「勉強になるな」

と納得しながら読んだのに、数か月後に本について思い出そうとしても、ほとんど思い出せない。酷いときなんて、「何かいいこと書いてあったな」ぐらい。読んだときの達成感・満足感しか残ってないんです。

せっかくお金や時間をかけて読書してもその内容を忘れて、知識として活かせていないなら、読んだ意味がないですよね。

読書にかけていたお金や時間がすべて無駄。これって冷静に考えると恐ろしく馬鹿げてるなと思ったんです。

そこで役に立つのが読書ノート。読書ノートというと「読んだ本の記録」というイメージがあるかもしれないけど、今回紹介するのは本の知識を記憶に残すための方法。実は読書ノートは書き方次第で、知識を定着させるのにめちゃくちゃ役に立ちます。

僕はこの方法で読書ノートを書けるようになったし、難しい本になるほど、その効果を実感できます。

ということで、今回はせっかく読んだ本の知識を絶対に忘れない記憶にするための、読書ノートの書き方について解説していきます。

読書ノートってめんどくさい

忙しいときって単に読破するだけでも大変だったり、読書が続かないこともある。

そのうえ、「読書ノートを書く」なんて、超めんどくさいじゃん、、

と思う人もいるかと思います。というか、僕はそう思ってました。

本を開くだけでもめんどくさいのに…ノートを書く??

そんな暇じゃないんだよ!書くわけないじゃん。

読書ノートを書く気なんてさらさらなかったんです。

じゃあ、読書ノートはいらないのか?というとやっぱり書いた方がいい。

というのも自分の経験から、書くか書かないかで内容の理解が全然違うってことを実感したからです。暇つぶしに読んでいる本ならともかく、その本から「何かを知りたい、自分の役に立てたい」という思いで読書している場合、読書ノートの効果は強力。

「この本だけはモノにするんだ!」という本だけでも読書ノートは絶対書くべきです。

とはいっても、いかにもめんどくさいですよね。読書ノートって。好きな人はあまり苦にならないと思うけど、僕のような面倒くさがりにとっては進んでやろうとは思えない作業でした。

だからこそ、めんどくさいと思う人こそ、最低限のポイントに絞った読書ノートの書き方が重要です。

簡単な書き方でもポイントさえ抑えれば、単に本を読むより何倍も効果的なノートをつくれます。「とにかくめんどくさい」というイメージが読書ノートにある人は、

まず、「これを書くだけでもとを取れるんだ」という気持ちで取り組んでみるのがおすすめです。

読書ノートがめんどくさくても用意すべき3つ

  • 好きなノート
  • 大きめのふせん、またはメモ用紙
  • ペン(なんでもOK)

一応書いてみたけど、これだけ。正直、何でもいいです。肝心なのは書き方!

読書ノートで大事なのは読む前

読書ノートって、読書後に書くものだと無意識にイメージしている人も多いと思う。

でも実は、読む前から書くのが効果的な読書ノートの書き方。しかもこの読む前というタイミングがめちゃくちゃ重要。一番大事といっても過言じゃないくらい大切な作業です。

では、読む前に何をすればいいのか。

まずやってほしいのが、今から読もうと思っている本に対して、

  • 「自分はどんな目的でこの本を読むのか」
  • 「この本を読むことで何を知りたいのか」

この2つを考えます。

なかなか思いつかない人は、本の目次を見たり、前書きを読んだり、実際に読んだ人のレビューを見てみるのもいいです。読み始める前に、「こういうことが知れそうだな」「自分にとってはこういうメリットがありそう」と考えてみて下さい。

これ、大して意味がなさそうに見えて、実はすごく大事なんです。

読書前に思考を明確にしておくことで得られる効果は科学的にも実証されています。

ハーバード大学のショーン・エイカー教授は、「読書の目的、目標を思い出しやすくするだけでで、難しい本でも読破できるようになる」と報告しています。何も意識しないで読むよりも、頭の中で読む意味をはっきりさせておくと、読書中も無意識にその答えを探そうと脳が頑張るんですね。

実際にやってみるとわかりますが、やるかやらないかだけで、読書中に知識の入りやすさ、飲み込みやすさが全然違います。「ちょっと難しいけど、理解したい!」って本を読むときには特におすすめです。

ただ、ちょっと大変なのが、「読書中に、この目的を意識する」ということ。いくら読む前にこういった木yr機を読書ノートに書いたからって時間が経つとその意識は薄れていっちゃう。

読書中に読む目的を覚えてなければ意味がないです。だからといって、読むたびに読書ノートを何度も見返すのも大変です。

そこでおすすめしたいのが、ふせんやしおりに書き込むというやり方

メモができるくらいの大きめのふせんってありますよね。こういうものに読書前に考えた目的や手に言れたい知識などを書いておきます。そして、その日読み終えたページに挟んで、しおりとして活用してしまうことで読書の度に、読書ノートを見返すことができちゃうわけですね。

また、読み終わったふせんは読書ノートに張り付けることもできます。ふせんを使わなくても、表紙の裏や目次のところにメモ書きのように書いてもOK。読書をする度に目に触れるようにすることが大切で、モチベーションも上がるし内容が理解しやすくなります。

 

読書ノートに書くべき一番大切なこと

読書前に書くべきことを付箋やしおり、表紙に書いたら、実際に本を読んでいきます。

そして、読書を進めていき、

  • 疑問点、ここだけは覚えておきたい!と思ったこと
  • 自分の経験や知識との共通点
  • そのとき読んだ部分の要約

を、本のページ数と一緒に読書ノートに書いていきます。

特に注目して欲しいのが、2つ目の「自分の経験や知識との共通点」を書くこと。

たとえば、「この部分で説明されている理論って、学生のときのあの体験と似てるな」とか、「これって前に読んだ本でも書いてあったな」というふうに、すでに自分で持っている知識や経験とリンクさせるんですね。

読んだ内容を本当に自分の知識として定着させるにはこの作業がとても効きます。ただ読んでいるだけだと、「なるほどなー」というだけで終わって、気づいてみれば内容の半分も覚えてない、みたいなことがおきたりします。

また、3つ目の要約も大切。

読書をするたびに、「この章って要するにこういうことが言いたいんだよね」と要約してみる。要約というと難しく感じるかもしれないけど、一言でまとめるくらいのざっくりとした要約でいいんです。これだけで自分の中に内容を落とし込めて忘れづらくなります。

もちろん、この3つの内容をがっつり読書ノートに書くに越したことはないけど、軽くでもいいから「考えて見る」ことが重要です。読書ノートを書くのがめんどくさいなら、考えて見るだけでもいいんです。

ちょっとでもやるのとやらないのでは理解の深まり方、記憶の残りやすさが段違いなので是非やってみてください。

読書後にノートに書くべきこと

最後に、本を読み終えて読書ノートに書くべきこと。これは、本の最終的な結論を書いてください。

本の構成としては、必ず著者が問題提議をしていて、それに対する背景や主張、反論が書いてある場合がほとんどです。読書が終わったら、提議された問題に対する最終的な答え、結論を読書ノートに書きます。本1冊全体の内容を一言で要約するイメージですね。

そして、読書前、読書中、読書後に書いたものを見返します。まだ疑問が残るようなところや、理解が曖昧なところはもう一度読む。ノートを見返すだけで、内容が記憶に定着しやすくなるし、理解も深まります。

読書ノートがめんどくさいときの対処法

ポイントに絞って最大限の効果をだすための書き方を紹介しましたが、それでも「読むたびにこんなことじっくりやってられない」って人もいるかと思います。

普通に読むよりかは大変な作業なのは事実。そんなときにやってほしいのが、思い切って「読み飛ばす」こと。

読み飛ばすなんて、読書したことにならないんじゃないかと言われるかもしれないですが、そんなことは全くないです。一度で全て完璧に理解しなければいけないわけではないです。特に難しい本の場合、読書ノートを書いてから再読することで理解のしやすさがびっくりするくらい変わることも多いです。

でも、読み飛ばすといっても、どこで読み飛ばしていいのかって案外難しいですよね。

でも今回紹介した方法を使うと簡単にできます。その理由が、最初に紹介した、読書前にふせんを使って考える方法です。読書前に書くべきことをしっかり書けていれば、読み飛ばしてOKな場所と読むべき場所が自然とわかってくるんですね。

それでも、すっきりしなかったら2回目を読めばいい。一番危険なのは、読書や読書ノートのハードルを勝手に上げて、嫌になっちゃうことです。

最初は、「60%くらい理解できたら上出来」くらいの感覚でOK。完璧主義にならずに、読書を通じた自分の成長を楽しんでみて下さい。

読書ノートの書き方:まとめ

  • 読書ノートは本を読む前の行動がめちゃくちゃ大事
  • 読書中は必ず、本の内容を自分の知識や経験とリンクさせる
  • 読書後は著者が問題にしていることの解決法、内容の結論を書く
  • 読むことがどうしてもめんどくさいときは読み飛ばしてOK
  • 読書ノートは必ず見返す。気になるページは再度チェック

読書ノートって書いている人は少数派かもしれないけど、「読んでもすぐに忘れちゃう」「難しい本だとなかなか理解できない」という人はぜひ一度、実践してみてください。

特に難しい内容の本を読むときは、「自分で自分の理解度を知る」というのがすごく大切。これをメタ認知というんだけど、読書にはとても強力なことが科学的にわかっています。

常に「自分はわかっているのか。何を知りたいのか」と自問自答して、メタ認知を鍛えて読書をしてみてください!

また、本の内容を忘れない方法としては、記憶術もおすすめです。記憶術を活用すれば本1冊の内容を覚えることもできるし、とても実用的なので僕は良く使っています。

僕自身、もともと記憶力はとても悪かったので、誰でもできる方法です。僕が記憶術を知ることになったきっかけなどはこちらの記事で紹介しているので是非読んでみて下さい!
胡散臭い記憶術を知って人生激変した落ちこぼれの物語

読書ノートを既に書いている人も、「読書ノートとか、めんどくさそう。。」というイメージを持っている人も、今回紹介した方法で、効率的に読書内容を吸収できる人が増えたら嬉しいです。

 

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