ギターの指板を暗記する裏技!初心者なら絶対知っておくべき上達のコツとは?

ギターの指板の暗記

今回は、ギターの指板の暗記についてです。

ギターを初めてみると、多くの人が思う疑問が、

「ギターの指板って暗記すべきなの?」って疑問。

初心者の人からすると、指板上の音を一度に全部暗記するのって、超大変に感じますよね。

僕自身、最初見たときは、
「こんなん覚えられないだろ!!」と、初っ端から諦めそうになりました…。

ただ個人的には、指板上の音は暗記したほうが、絶対いいと思ってます。

僕は指板上の音を暗記したことで、曲を弾けるようになるスピードが格段に上がって、「この曲、弾いてみたい!」と思った曲も譜面を見て楽に弾けるようになりました。

好きな曲を自由に弾けるようになると、やっぱり楽しい。

特に、他の人から「あれ弾いてみてよ」と頼まれて、実際にさらっと弾けるようになると、自分で弾いているとは違った楽しさがあり、ギターが超楽しくなります。

でも、ギターの指板を暗記していなければ、ここまで弾きたい曲を早く弾けるようになるのは絶対無理だったので、暗記して良かったなーと思うんです。

それくらい、上達には不可欠な部分なのに、初心者は諦めがちなところでもある、ギターの指板の音の暗記。

今回は、超初心者でも挫折せずに、指板上の音をマスターする方法を超わかりやすく解説していきます!

知識ゼロから、音階の暗記法

まず、ドレミファソラシドという音階。この音階(スケール)はCメジャースケールというものです。

Cってなんだよ?って思うかもしれないけど、C=ドのことです。

ドレミファソラシを英語でCDEFGABと書くんですね。今回は指板の音をCDE(ドレミ)で、把握していきましょう。

全く初めてだと、「何でAがドレミの「ド」じゃないんだ??」

って混乱するかもしれないけど、これには諸説あるのでここでは深く考えず受け入れることにします笑

迷ってしまうなら、「1℃(1=C=ド)」っていうゴロでこじつけて、「ドレミはCから始まる!」と暗記しちゃいましょう。

こんなことは知ってるよ、という人もいるかもしれけど、念のため。

CDEFGABC(ドレミファソラシド)の順を覚えておかないと、毎回思い出すのにしんどくなります。

こんなことで、諦めちゃったらはもったいないし、先に完璧に覚えておくと後々ラクです。

最初のステップ、解放弦の暗記法

ギターのチューニングを合わせるとき、解放弦で音を合わせますよね。

そもそも、この合わせる音はなんだ?というと、

6弦:E
5弦:A
4弦:D
3弦:G
2弦:B
1弦:E

に合わせています。

つまり、解放弦は6弦から順に、EADGBE(ミラレソシミ)になってるんです。

まずはこのシンプルな解法弦の音を暗記します。

全くやった頃がない人が、この解放弦の音を暗記するだけでも大きい。この音を覚えれば他の音もわかるので、実は超重要なんです。

じゃあどうやってこの音を覚えるのか、というと、ここでも役に立つのが語呂合わせ。

6弦から、E A D G B Eの頭文字をとって、

Eddie Ate  Dynamite.  Good Bye Eddie
(エディはダイナマイトを食べた。 さよなら、エディ。)

英文で覚える必要がありますが、インパクトもあり簡単に覚えられます。何だっけ?となったらこの英文を思い出してみて下さい!

同じ弦の音階の規則性で暗記

ギター初心者に絶対抑えておいてほしいのが、弦の音階の規則性。

これの規則性を覚えておくだけで、覚える量がぐっと減り、暗記しやすくなります。逆にこれを知らないで感覚に頼るのはきつい。

まずは指板の図の横の列、6弦から1弦上の音を順番に1弦ずつ覚えます。

ギターの指板の図

ここで、役に立つのが、「CDEFGABの音階並びには規則性がある」ってことです。

ポイントは、ギターは1フレットにつき半音上がるということ。

半音ってなんだよ、、と思うかもしれないけど、音程の違いには、「半音」「全音」というものがあります。

簡単に説明すると、

C→D、D→E、E→F、のような一つ上の音との関係を全音といいます。

そしてこんなふうに、今弾いている音から1つ上の音(ドからレ、レからミ、ミからファとか)を弾きたいとき、つまり「全音上げる」にはギターの指で押さえる場所は、2フレット分(二つ隣に)移動すればいいんですね。

一方で、「半音上がる」とは全音の半分だけ音が上がるよ、ということ。ギターでは1フレット隣にいくと「半音上がる」のです。

全く知識がない状態だと、イメージが湧かないかもしれないけど、実際にピアノの鍵盤を見るとすぐわかります。

ピアノの鍵盤と半音全音

白い部分は、よく言われている「ドレミファソラシド」ギターでいう、「CDEFGABC」ですね。

この、白い部分、例えば「レ」の音を基準とすると、基準となる音から半音上がると、「レ」と「ミ」の間にある、鍵盤の黒鍵(黒い部分)の音になります。これが「レ」から半音上がっている状態です。ちなみに、この黒い部分は「レ#」または「ミ♭」と呼ばれている音です。

でも、「レ」から「ミ」に行きたい場合は、この黒い部分から、もう半音あがらなければいけない。つまり、全音上げるには「隣の隣」に行かなきゃいけないんです。
だから、ギターでも、今弾いている音から全音上げたければ、隣の隣のフレットにいかなければいけないんですね。

これを頭に入れておくと、指板の音もわかります。

C(ド)の音から1フレット分、間を開けて次がD(レ)の音になって、さらにD(レ)からまた1フレット分、間をあけた次の音がE(ミ)。

隣の隣に行けば、次の音にいける。これだけ。シンプルで簡単です。

ただ、例外があります。それが、BとC(ミファ)、EとF(シド)
この2つの組み合わせは半音違うだけなんです。例えば、Bのすぐ隣の音がCになるんです。

これもピアノの鍵盤の画像を見るとわかりやすいです。BとC(ミとファ)、EとF(シとド)は白い鍵盤が隣り合わせになってて、黒鍵がない。

つまり、Bから半音(1フレット分)上がるとC、Eから半音(1フレット分)上がるとD、となっているんです。

だから、この2つの音の並びだけは、1フレット移動するだけなんですね。

下の図の「|」の記号をフレットだとすると、こんな感じ。

| C | – | D | – | E | F | – | G | – | A | – | B | C |…

理屈がわかったら、6弦上で実践してみます。まずは、ギターを用意して6弦の解放弦の音を出します。

6弦の解放はEの音なので、次の音Fはどこか?

EとFは隣り合う関係なので1フレット隣がFです。

同じ要領で、次の音はどこかな?と考えて6弦で順々に弾いてみて下さい。全部できたら、指板上の音の図を見て答え合わせしてみましょう。

最初は少し間違えるけどここで慣れてしまうことが大切。

これを同じようにほかの弦でもやってみます。弾きながら場所を覚えるためにCDE(ドレミ)を声に出しながら弾いてみると、早く覚えらます。

そしてここで、覚えておくと便利な省略ポイントを2つ紹介します。

絶対知っておくべき、指板の音の規則2つ

1つ目は、6弦と1弦上の音の並びは全く一緒だということ。

解放弦の音EADGBE( エレンのゴロ!)を思い出してみるとわかるけど、6弦と1弦は同じEだったはず。

つまり、指板上の6弦と1弦上の音の並びは全く同じなんです。

6弦1フレットも1弦1フレットも同じFってことですね。6弦を覚えたら、1弦は覚える必要がないんです!便利ですね。

そして2つ目のポイントは、「12フレットから先は、11フレットまでと同じ繰り返し」だということ。

指板上の音の図をよく見てみると、

解放弦のEADGBEと音の並びが全く同じフレットが・・・!実はここが12フレット。

12フレットから先の音のならびは、解放弦から11フレットまでと全く同じ。だから、実際音を覚えるときには解放弦から11フレットまでの音さえ覚えればOKなんです。

このように、一見膨大な量に思える指板の音もポイントを押さえれば、かなり暗記量を減らせます。

下の動画でもわかりやすく説明されているのでおすすめです。

 ♭や♯の音の暗記も難しくない

♭(フラット)や♯(シャープ)って最初のうちは意識しない人も多いかもしれない。

でも、ここまでなら全然難しくないし、敬遠せずに早い段階で暗記しちゃったほうが楽です。

#:半音上がる
♭:半音下がる

というだけ。

鍵盤の図でいうと、黒い黒鍵のところですね。

ギターのCとDの間のフレットの音はC♯(Cの半音上)でありD♭(Dの半音下)なんです。呼び名は違うけど、同じ音のことなんですね。

これは、初めたばかりだとあまり意識しないかもしれないけど、今後いろいろなコードの名前に容赦なく出てくるので、知っておくべき部分です。

6弦から1弦までの弦の上で、「CDEFGAB」の音がすらすらわかるようになったら、次は、♯や♭の音も飛ばさないで弾いてみましょう。

例えば、6弦のヘッド側から解放の、

E・F・F♯・G・G♯・A・A♯・B・C・C♯・D・D♯・E

まで来たら、次は逆向きに弾いていく。

さっき最後に弾いた6弦1・2フレットの、

E・E♭・D・D♭・C・B・B♭・A・A♭・G・G♭・F・E(解放弦)

という流れですべての音を把握できます。ここでも、声に出して弾きながら練習すると覚えやすいです。

 

紙に書いて指板の音を暗記

たとえギターを持っていないときでも、
簡単に暗記の練習ができます。

それが、ノートに6本線を書いて弦に見立て、直接音を書いて覚える、という方法。

手間はかかるけど、やっぱり効果的。暗記ができるようになるには、「思い出す」という作業が必要不可欠で、とても大事です。

声にだしたり、紙に書いたり、実際に手を動かして弾いてみたり。色んな方法で「思い出す」ことをすればするほど、記憶は強化されていきます。

紙に書き出すときも、ただ書くのではなく、色んな方法で書いてみるというのを意識しみてください。

音をランダムに書いたり、CDEを123で書き込んだり、いつもと逆から書いてみたり。

指板上のC(ド)だけを全部書いた後に、同じようにD(レ)をすべて書き込んでいったり。

できる限り変化をつけて書いて覚えると、暗記スピードも、かなり速まります。

しかも、この方法だと、いい感じに難易度が上がって飽きずに続けられてゲーム感覚で楽しいんです!是非やってみてください。

 1番暗記に効果のあった練習法

いくら効率的な方法を知っても、それを実践しなくては絶対身につかないです。

そこで、初心者に最も効果的な練習法を紹介します。ギターの音を「弾く」ということに徐々に慣れたら、どんどん実践してほしい練習法です。

まず、音階のうち1つの音を決める。

そしたら、解放弦から11フレットまでの弦でその音を弾く。という練習法です。

最初はCから順番に弾いていって練習。これに慣れたら、CDEFGABだけでなく、C♯やD♭などの音も含めて、ランダムに弾いていきます。

毎回ランダムな順番で一通りの音を弾くこの練習を、毎回ギターを弾く前に取り入れると、最初は絶対無理だと思っていた指板の音も、どんどん暗記できました。

この動画も、メチャクチャ参考になるので是非見てみて下さい!

 

まとめ

ドレミファソラシ=CDEFGABという音の並びをまずは暗記

・解放弦はEADGBE(ミラレソシミ)。ゴロも活用できる!

・♯と♭の音も理屈がわかれば楽勝

・ギターがなくても、指板上の音を紙に書いて覚える。

・指板上の1つの音の場所がすべて瞬時に見えるようになる練習方法

僕自身、「指板上の音の場所を完璧に暗記するのなんて、到底無理…。」

と思っていましたが、この練習でかなり短期間に指板の音を暗記することができました!

勉強でも音楽でも、何かを暗記するときは、色んな角度のアプローチ方法で進めると効果的です。

今回はギターの指板についてでしたが、何かを暗記するときは、声にだしてみたり、ランダムに練習したり、
人に教えてみたりと色んな角度から覚えてみると、記憶の残り方も全然変わります。

また、今回は紹介していないですが、暗記には単純な反復練習だけじゃなく、「記憶するためのテクニック」を身につけることも重要。

僕は、もともと記憶力が悪くてコンプレックスでしたが記憶術というテクニックを知ってからは、覚えるということが超楽になりました。

記憶力って正しい方法を知っていれば誰でも高められるし、それだけで勉強や仕事など才能に関係なく応用できて、周りにも差をつけれるのでおすすめです。

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