こんにちは、笹木です。
今回は、卵と記憶力の関係についてです。
僕は卵がかなり好きで、毎日2、3個は必ず食べます。
もちろん、好物というのもありますが、
記憶力アップや健康において、卵は超優秀な食べ物だからです。
記憶力を上げる食べ物といえば、魚やブルーベリーなんかが有名で、
「記憶力を上げる食べ物」として以前の記事でも紹介しました。
ただ、卵については記憶力以外にも書くことが多かったので、この記事ではあえて触れていませんでした。
卵というと、食べすぎるとコレステロールの増加につながったり
「たくさん食べてはいけない」
というイメージを持っている人も多いかと思います。
しかし最近の研究からは、卵が記憶力の低下や脳疾患を防いだり、ダイエットにも欠かせないスーパーフードであることがはっきりしています。
そこで、今回は卵に含まれるレシチンと記憶力の関係や、知っておくべき、卵の様々なメリットについて書いていきました。
卵のレシチンで記憶力があがる?
卵が記憶力を上げると言われているのは、レシチンが含まれているという理由が大きいです。
レシチンは、脳の情報伝達物質であるアセチルコリンの材料となります。
レシチンは体内で吸収、分解されるとコリンという物質となり、このコリンが増加することで、脳のアセチルコリンの量も増えます。
アセチルコリンは脳にある100臆個以上の細胞をつなぎ、情報を伝達する役割をしているので、アセチルコリンが減ると、記憶力の低下につながるのです。
アメリカの国立精神健康協会会長・クリスチャン・ジリン博士の研究では、
レシチンをたくさん含む食事を行った人たちは、そうでない人たちよりも記憶力が25%も高かったということや、レシチンには子供のIQを20%以上も上げる効果があると報告しています。
こうした結果からも、
レシチンが少ないと記憶力を低下させることは間違いなく、そのレシチンを最も手っ取り早くとれるのが卵なのです。
卵の食べすぎは危険!?
卵を食べるとコレステロールが増えて、
心臓病や動脈硬化につながる!
という話が少し前まではよく言われていました。
僕も職場には必ずゆで卵を持っていきますし、卵を毎食食べているのですが、周囲の人からは、
「そんなに食べるのは体に悪いよ」「1日1個まででしょ」
といつも心配されます。
でも僕からしたら、
1日1個だなんて、それじゃあ朝しか食べられない。
昼夜はどうするんだ!? って感じです。
幸いなことに、今ではそういった「卵の食べすぎは体に悪い」説は否定され、
「卵は健康へのメリットがかなり多い!」
というのが現在の科学での常識になってきています。
というのも、
食事から摂るコレステロールというのは、血中コレステロールへほとんど影響を与えないし、
卵にはレシチンやビタミン、抗酸化物質などの不足しがちな栄養素がたくさん詰まっているんですよね。
実際に卵のメリットがわかる面白い実験があって、その実験では3つのグループに分けたマウスに、食事を好きなだけ食べさせたうえで、
・卵の黄身を与える
・豚の脂身を与える
・生理食塩を与える
というのを6週間かけて行いました。
すると、3つのグループの中で、黄身を食べたラットのグループは、内臓脂肪の量が最も少なかったのです。
脂身を与えたグループと比べると脂肪の量が10%も少ないという結果になりました。
これは、黄身に含まれるレシチンが小腸でコレステロールの吸収を防いでくれているためです。
卵によってコレステロールが増えるどころか、血中コレステロールを下げてくれていたんですね。
この実験はマウス実験ですが、同じような結果は人間でも確認されています。
例えば、40人の男女を対象にした実験では、
1日に食べる卵の量を、
0個、1個、2個、3個と14週間かけて増やしていったところ、
コレステロールの値が改善し、血液中の抗酸化物質が増加したという結果も報告されています。
なんと、食べれば食べるほど、効果が大きくなったんです。
「卵を食べすぎると病気になる」というのは今となっては古く、誤った情報です。
卵のアレルギーなどがなければ、ダイエットや健康増進のためにも、ガンガン食べていきましょう。
脳卒中を防ぐ
卵は、ダイエットや記憶力を上げる効果があるだけでなく、
「卵で脳卒中のリスクは確実に下がる」
ということがわかってきています。
根拠となっているのは、1982〜2015年の間に行われた、卵による効果の研究をまとめたもので、調べた実験の被験者は27万人以上と、かなり大規模で信用できる研究です。
この結果からは、
1日に卵を1個食べるだけでも、脳卒中になるリスクが12%も減った
ということがわかりったんです。
また、脳卒中だけでなく、卵を週に4個食べる人は、1個以下しか食べない人に比べ、
糖尿病の発症するリスクが約40%も低かったり、心臓病発症のリスクと卵は無関係であることが判明しました。
アメリカ政府でも、今では食生活に卵を取り入れることが奨励されています。
このような効果があるのは、卵にはタンパク質やカルシウム、ビタミンA,B,D,E、鉄分など栄養素がたくさんあることや、ルテインなどの抗酸化物質があるおかげです。
これらの物質が体内の酸化や炎症、血圧の上昇を抑えることにより、脳卒中などの病気のリスクを下げてくれているんですね。
脳卒中は、日本人の死亡原因第4位となっているくらいなので、卵で予防できるというのは、ありがたいです。
ゆで卵おすすめアイテム
僕は目玉焼きも卵かけご飯も、納豆と卵を混ぜて食べるのも好きなのですが、中でもゆで卵はいつでも食べられるように冷蔵庫に常備しています。
で、ゆで卵を一度にたくさんつくることも多いのですが、そんなとき、殻が上手く向けなくて困ることってよくありますよね。殻に白身がくっついちゃって。
そんなとき、役に立つおすすめアイテムがこれです!
パール金属(PEARL METAL) 卵殻むき 便利小物 からむき上手 C-3520
この上に卵を置いて、上から押すと、下から針が刺さり、殻と白身の間に空気が入ることで確実にツルっと向けるようになるんです!
これがあるのとないのでは、もう全然違います。
卵ばっかり食べてるのをよく知っている友人がこのアイテムをプレゼントしてくれたのですが、初めて使ったときは、激しく感動しました。
今までは安全ピンで穴を開けたりしていたのですが、こっちのほうが簡単だし、むきやすさも段違い。
100円ショップでも売っているので、僕のようなゆで卵好きな人は、ぜひこの感動を味わってほしいです。
まとめ
卵のすばらしさをまとめると、
・卵のレシチンで記憶力が上がる
・卵でコレステロールを増加させる心配はない
・むしろ卵により、コレステロール値は改善する
・脳卒中のリスクを下げる
特に、卵に含まれるレシチンは、脳の働き、記憶力アップに欠かせない栄養素であるだけでなく、脂肪の代謝を促進したり、肝機能を助け、脂肪肝を防いでくれます。
逆に言えば、レシチンが不足すると太りやすくなってしまうので摂った方がいいというより、摂る必要がある栄養素なんです。
また、卵は、糖質約0.3グラム、カロリー66kcalと、低糖質で高タンパクな食品なのでダイエットなどで糖質に気をつけてる人にもおすすめ。
他にも、肺の感染症の患者が、普段の食事に加えて卵を食べたところ、感染症の症状がかなり改善されたことが確認されていたりと、卵の威力は凄い。
記憶力に限らず、人生を豊かにする食べものといっても過言ではないくらいだと思います。
ということで、
メリットばかりの卵を、食べない理由が見つからないので僕はこれからも欠かさず食べていきたいと思っています。
やはり、記憶術を習得してからは、以前の自分とは比べ物にならないくらい記憶力は良くなったので、
今後は、長期的に自分の能力を維持し、伸ばしていくためにも
食事には意識していきたいなと思っています。
1日1個を目標に、
是非、卵を毎日の食事に取り入れてみて下さい!
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