人に教えることを通して学習するという
ユダヤ式勉強法が、科学的にも実証されている
という話は以前の記事でもお伝えしましたが、
今回は、
そのとき持つマインド次第で、かなり学習効果を高められる
って話です。
結論からいうと、
単に「教える」というアウトプットだけでも
効果的に働くのですが、
インプットの際に、
「教えるつもりで学習する」という
能動的な気持ちで学習すると、より記憶が定着しやすくなります。
昔、超苦手だった科目が得意に
僕は学生時代、塾講師のアルバイトをやっていたのですが、
「人に教える」という経験の中で、確かにこの効果を実感しました。
講師のアルバイトを始めるまでは、
「え、自分が人に教えるなんて無理!」って思ってたし、
自信なんて全然なかったのです。
でも、
「苦手な科目や分野は他の講師がやってくれるから、やらなくていいから」
と言う友達に強引に誘われて、
何だかんだその気になり、働くことになりました。
実際に働くことになると、
最初は、自信を持って教えられる範囲の科目のみを担当していました。
しかし、徐々に講師不足という理由から、
担当科目や範囲も、
自分の意志とは関係なく増えていったんです!
僕は話が違うということで、だいぶ焦りました。
だって、
自分が受験生だったときにも苦手だった生物の分野を任されたり、
理系なのに、政治経済の分野も任されたりしたんです!!
あんなにできなかった科目を自分が教えるなんて…
このままではクレームがきてクビになる!
と本気で思い、
ビビりな僕は自主的に勉強するようになりました。
その結果、何とか乗り切ることができたんですが、
びっくりしたのが、
自分が学生の頃はあんなに苦手だった科目が
気づいたときには意外にもすんなり理解できていたんです!
他の講師の人からも頼られるくらい得意科目になっていました。
「この内容を教えなければ」という意識があると、
やはり無意識に要点をつかんで理解しようとするんですね。
そして、頭の中で教えるつもりでかみ砕いてみるので、
そこでアウトプットが行われます。
このような要約とアウトプットを自然と行うことで
より効果が上がるので、「教える」だけでなく、
「教えるつもりで学ぶ」という部分があるかどうかはとても大きいです。
能動的な勉強を!!
実際に行われたワシントン大学の実験でも効果は実証されていて、
被験者を2つのグループにわけて学習してもらい、
・「この後テストがある」と思って勉強するグループ
・「この後学生に教える」と思って勉強するグループ
で実験を行うと、
「この後学生に教える」つもりで勉強したグループの方が、
学習内容を正確に覚えていたそうです。
学習で重要なのは、
こういった「人に教える」など能動的な気持ちで学習することです。
逆に、テキストを読むだけや、大事な部分に線を引く、
といった勉強法はとても受動的です。
脳内でアウトプットが行われないため、効率が悪くなってしまいます。
個人的には、やはり能動的な学習という面では
記憶術は大いに当てはまっているなと思います。
ですが、あまり難しく考えなくても、
後で家族や友人に教えると決めて、学んでみる。
ブログで学習したことを発信するようにする。
こういったことも、「能動的な学習」です。
これだけでも、とても効果的ですので、
是非気軽にやってみてほしいなと思います!
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