こんにちは、笹木です。
今回は、社会科などで使える、楽に覚えるための暗記のコツについて。
社会科の暗記って公務員試験なんかの教養試験や、資格試験でもでてきたり学生はもちろん、大人になってからも必要な人は必要になってくる分野。
もちろん僕も学生の頃、社会の試験やテストを受けてきましたが、その頃から社会科はかなり嫌いでした。
理由は簡単で、暗記が苦手だったから。
そんな苦手だった社会科も、やみくもに覚えるのではなく、暗記しやすい方法を研究したことで今ではかなり楽に暗記できるようになりました。
僕はアルバイトで塾講師をしていましたが、生徒に社会科を教えるときには暗記のコツも教えるようしたところ、
生徒の成績が伸び、理数系なのに社会を教えることがかなり多くなりました。
社会って暗記ができないときついし、嫌いになります。
でも、逆にいえば暗記でかなり得点できてしまうので過暗記さえできれば勝ったも同然。
社会とかの暗記科目って
「暗記科目だから」「覚えるだけだから」と後回しにされがちです。
でも、後回しにして残された短期間でやみくもに暗記しようとしても、気持ちばかり焦って効率も悪くなってしまうことも多いです。
「どうしよう。焦ってばかりで勉強が進まない。」
こんな状態になる人は、
まず暗記でしのげる分野から攻めるのがおすすめです。
なぜなら、
社会などの暗記がメインの科目はコツさえ知っていれば、すぐに点数として結果がでるからです。
この「すぐ点数につながる」っていうのは、勉強ではかなり大切。
勉強ってすべてが、頑張った分だけ目に見えて点数が上がることばかりじゃないです。人によって、勉強してるのになかなか点数がでない分野というのはあります。
でも、社会なんかの暗記科目は、勉強したことがすぐに点数に反映されるから、前に進んでる感覚がでるんです。そうすると、モチベーションも上がるので、自然と他の科目にも良い影響を与えるんですね。
ということで今回は、社会の暗記がしやすくなる暗記のコツについて紹介していきます。
社会の暗記のコツはゴロ?
社会は分野にもよりますが、暗記してるだけで答えられる、単純な知識を問う問題も多い。
ここでまず役に立つのは、何と言ってもゴロ暗記です。
語呂合わせで暗記なんて、コツでも何でもないじゃん。
って思うかもしれない。
でも、語呂暗記がここまで有名な暗記法で、浸透して廃れないのは、ゴロ暗記には「誰でも簡単に暗記しやすい」
という特徴があるからです。
僕は、結果的に暗記しやすくなるなら、どんな方法でも実践すればいいと思っているので良い方法は何だって使います。ゴロ暗記は、使い古された方法ではあるけど、正しく使えば社会の暗記でもかなり強力な暗記法です。
といっても、
ゴロ暗記でも使い方でかなり覚えやすさに違いがでてくるのも事実。
ゴロ暗記を使う上で抑えておくべき3つのコツがあるんです。
コツ① 強烈なイメージで暗記
一つ目の強烈なイメージというのは、そのままインパクトがあったり、面白くて印象に残りやすい覚え方のこと。
例えば、社会の歴史の年号の暗記だったら、
“色気あるおっさん(1603)徳川家康が江戸幕府を開く”
とか、
“入れ歯6つ(1086)の白け顔(白河上皇)が院生を始める”、
“いちごのパンツ(1582)の信長が殺され、本能寺の変”
なんかのゴロはインパクトがあったので学生のときとても覚えやすかった。
このとき、インパクトのある映像を頭で強くイメージするのがコツです。そのインパクトのある映像があることで印象に残り、忘れにくくなります。
たとえ覚え方がバカバカしいようなものでも、頭に強くイメージしやすいことが大切で、映像と一緒に覚えるのがポイントです。
コツ② 思い出しやすいゴロ
また、思い出しやすいことゴロであるも大切。
これは、ゴロの意味から実際の暗記内容を連想しやすいゴロを使って暗記するとが効果的です。
例えば、
“藩とは言わない(1871)廃藩置県”
“以後よく(1549)知られるキリスト教”
(キリスト教伝来)
とかは語呂の意味と、社会の歴史的事実の内容がマッチしているから覚えやすいです。
インパクトがあって暗記しやすいゴロは毎回作れるわけではないです。
無理にイメージだけを考えるのではなく、ゴロの内容と実際の暗記内容に意味のつながりを持たせることを意識してみてください。
特に社会では、年号を暗記しているだけでなくその出来事の意味も理解してることが大切。たとえ少し強引でも、意味がつながっていると暗記しやすくなります。
コツ③ 1つのゴロで一気に暗記
3つ目が、一度に複数の内容を暗記できるゴロ。
特に、社会では歴史などの時代や人物、用語を覚えるときにはいっぺんに複数のことを覚えられた方が効率がいい。
この複数覚えられるゴロとしては、江戸時代の改革の流れを覚えるゴロがあります。
“綱引きで 白組勝って 今日は田んぼで 寒天食った”
どういう意味の語呂になっているかというと、
綱引きで(綱吉)
白勝って(新井白石)
今日は(吉宗の享保の改革)
今日は(吉宗の享保の改革)
田んぼで(田沼意次)
寒天(松平定信の寛政の改革)食った
このように一つのフレーズで複数のことを覚えられるので単純に効率がいいし、社会の歴史などでは1つ1つの用語や人名だけではなく、時代の流れを覚えるのに向いています。
他にも、この「まとめて暗記できるタイプ」のゴロには、中国の王朝を暗記するものがあります。
股・周・春秋戦国・秦・漢・三国・
南北朝・隋・宋・元・明・清・
中華民国・中華人民共和国
よくあるのは、これをアルプス一万尺などの歌で覚えるって方法。
厳密にはもっと王朝名はあるので細かく覚える人もいますが、量が多いと、当然その分暗記しにくくなります。
もちろん、全部暗記できるに越したことはないですが、こういう複数のことをまとめて暗記するゴロでは、
「暗記する量を最小限にして、後は知識で補う」という方法がおすすめ。
せっかく覚えても思い出しにくい暗記では意味がないですからね。
今回くらいの量にしてから、歌に合わせて覚えると、無理なく暗記できます。
いんしゅうしゅんじゅう-せんごくしんかん
(♪アルプス一万尺)
さんごくなんぼくちょう-ずい
(♪こやりのう-えで)
そうげんみんしん-ちゅうかみんこく
(♪アルペンおどりを)
ちゅうかじんみんきょうわこく
(♪さあおどりましょう)
そして、この絞った用語の中から
「漢には前漢・後漢があったな」とか、
「隋は、遣隋使を送った飛鳥時代だな」
「元は元寇の時代」
「清は日清戦争の時代だな」
などと紐づけていくことがコツです。
ただゴロ暗記するだけでなく、
そこからストーリーや意味のつながりを説明できるようになると、暗記できる量が広がります。
他にも、頭文字などをとって、
「語呂のリズムで覚える」というのも暗記しやすくするコツです。
たとえば、
“いくやまいまい、おやいかさかさ”
という語呂。
聞いたことのある人もしれませんが、明治時代の歴代の内閣総理大臣です。
これも社会の暗記ではよくでてきますが、一般的な知識としても知っておいても良いと思います。
伊藤博文、黒田清隆、山県有朋、松方正義、
伊藤博文、松方正義、伊藤博文、大隈重信、
山解有朋、伊藤博文、桂太郎、西園寺公望、
桂太郎、西園寺公望
歴代の首相の頭文字をとっただけだけど、リズムがいいから、これだけの人数でも簡単に覚えられるんですよね。
これどうやっても覚えにくいな‥
ってときには頭文字をとってみて、つぶやいてみる。
韻を踏んでいたり、リズムがよくて案外簡単にたくさんのことを覚えられる可能性があります。
行き詰ったら是非試してみて下さい。
まとめ
まとめると、
社会で特に役に立つゴロ暗記を使うときに意識するコツは3つ。
・強烈なイメージとなるようなゴロ
・ゴロと暗記したい内容の本来の意味がマッチしていること。
・1つのゴロで複数のことを暗記できること。
やみくもにゴロ暗記するのではなく、この3つのコツ押さえてゴロを選んだり、作ったりすると社会の暗記でも覚えやすくなります。
自分で覚えやすいようにゴロにするときは特に意識してみてください。
そして、ゴロで暗記できたら、
そこから関連する事項を説明できるようにすると断片的な記憶ではなく、本質的な意味を理解して暗記できます。
ゴロ暗記を自分でつくると印象に残りやすくなりますが、時間がない人や、
「ゴロなんて考えたくない」って人もいると思います。
そういう人は、インターネットの力を借りましょう。
今は「○○ 語呂」とかで調べればたくさん覚えやすいゴロが紹介されてるし、社会科の用語・歴史を歌で覚えるゴロもたくさん動画で解説されてます。
その中から、今回の3つのコツにあてはまるような暗記しやすいゴロを選んでいけばいいんです。
たかがゴロ暗記ですが、社会科系統の科目ではめちゃくちゃ役に立ちます。
インターネットなどを活かして、活用できるものはどんどん活用していきましょう。
今回、語呂暗記について書いてきましたが、僕の場合、記憶する必要があるものは記憶術を活用してるし、正直、それが最も効率のよい方法です。
実際、記憶術に出会っていなかったら、相変わらず暗記が嫌いで、苦手なままだっただろうなと思います。
(その頃のことは詳しくはこちらの記事に書いてあります。)
ただ、今回のゴロを使った暗記もありきたりですが、記憶術を使わない暗記としては、優れた方法です。
暗記に苦手意識があるような人でも簡単に、すぐ暗記できる。
これが語呂暗記の最大のメリットです。
単純な用語・年号など覚えられるものは今回のコツを利用して、どんどん利用してみてください。
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