誰もが見落としがち!知っておくだけで記憶力を高める重要な要素とは?

こんにちは、笹木です。

今回は、記憶力を高める上で重要な要素とは何か⁉という話です。

記憶力ってストレスやプレッシャーに非常に弱いことが知られています。

僕自身、この傾向が強くて、
「試験や重要な場面に限って、憶えてたはずのことが思い出せなくなる」
という経験がよくあました。

試験になると、直前までわかっていたことが急に思い出せなくなったり、
大勢の前に立って緊張すると、記憶がストンと抜け落ちてしまう。

こういう経験は一度体験すると、
またなるんじゃないか…という不安から、

少しでも焦り、プレッシャーを感じると、

頭が真っ白になるということが
何度もありました。

今でも嫌な思い出となっているのが、
大学で、プレゼンを行ったときのことです。

そのときは、自分の発表に対して質疑応答の時間があったのですが

緊張のせいで、質問の意味すら理解できなくなり、
何か言わなきゃと思ってトンチンカンなことを答えてしまいました。

実際に壊そうな教授の人たちを前にすると、
わかっているはずのことも、
「あれ、何だっけ?」と
急にわからなくなってしまったんです。

先生の顔も険しくなり、会場もざわつきました。
自分のときだけ、明らかに異様な雰囲気になり、

「やってしまった」、と
血の気がひいたことをよく覚えています。

試験やプレゼンなど、
ここぞというときに限って実力が発揮できないというのは

個人的に、深刻な悩みだったのですが、
「メンタルが弱いから」だとしか思えず、

特別な解決法はない、それも含めて実力なんだと思っていました。

しかし、試験や本番までに行う勉強法を変えたことで、
今ではどんな大事な場面でも、
確実に、記憶を取り出せるようになりました。

その方法とは、
記憶の重要な要素、
「想起(思い出す)」による学習に重点を置く勉強法です。

 

「人に教える」が効果的な真の理由とは?

最も効果がある最強の勉強法と言われているのは、

「『人に教える』という勉強法」だということは
ユダヤ式勉強法の記事でもお伝えしました。

この方法は、
科学的な研究の結果からも信頼できる勉強法とされています。

では、なぜこの「人に教える勉強法」は効果的なのか?
この理由こそ、記憶の真髄である、「想起」なのです。

これを裏付ける実際に行われた研究では、

被験者が学習し、学習した内容を、

何も見ずに生徒に教えるグループ
・テキストを見ながら生徒に教えるグループ
・人には教えず、紙に書き出すグループ

に分け、その後被験者の理解度を調べました。

結果、
「何も見ないで教えたグループ」が他のグループより格段に成績がよくなりました。

しかし、ここで注目すべきは、
「何も見ないで教えたグループ」と、
「紙に書き出したグループ」の成績が変わらなかったこと。

つまり、「人に教える」という作業をしても、
テキストを見ながらでは効果はかなり減少してしまうのです。

この結果から、記憶の定着には、
「想起(思い出す)」という作業が重要だとわかります。

つまり、「何も見ずに生徒に教えたグループ」だけは
「想起」を繰り返す必要があったため、成績が上がったのです。

この実験は、
「人に教える」勉強法に効果がある理由は、
想起を繰り返す必要があるためであることを示唆しています。

 

記憶で最も重要なのは「想起」

記憶の定着には、
「思い出そうと頑張る」ことが何より重要です。

これも、記憶の研究では有名な事実であり、多くの研究で証明されています。

例えば
被験者に単語を記憶させる実験では、

・憶えた単語を自分でテストすることで学習したグループ
・単語を何度も見返すことで学習したグループ

にわけたところ、

単語を何度も見返して学習したグループより、

自分でテスト行う、「想起」による学習をしたグループの方が
50%も成績がよくなりました。

さらに、この実験では記憶できているかどうかを、
審査員に直接チェックされるというストレスを与えた場合
直接チェックされなかった場合にわけたところ、

「想起」による学習したグループは、ストレスにもかなり強かった
ことがわかりました。

このように、「思い出そうとする」ことで記憶の定着率は格段に上がるうえ、
本番でのプレッシャーやストレスにも強くなります。

つまり、「想起による学習法が最強」ってことです!

 

まとめ

一般的に、よくある記憶術では、
インプットメインで語られていますし、
いかに頭にしっかり入れるかが大事だと思いがちです。

僕も、学生のときは、
憶えなけれないけないものは、とにかく、
何度も見返して頭に刷り込ませる、という作業を繰り返していました。

そして、時間をかけたわりに全然覚えられてなく、

「自分はなんて物覚えが悪いんだろう」
と嘆いてました。

しかし、今思うと、これでは記憶力は向上しなかいのも納得です。

アウトプットである「想起」の重要性を意識しなくては、
「記憶を効率よくとりだす」ことができません。

この点、僕は記憶の重要な要素である
記銘(インプット、知識を頭に入れること)だけでなく、
想起(アウトプット、思い出すこと)
双方をバランスよく利用する記憶術を使っています。

このおかげで、一度覚えたものは長期的に記憶を保存できていますし、
以前のように、「記憶を引き出せない」ということはなくなりました。

記憶術をこれから身につけたいと思っている方はもちろん、

「記憶力は向上させたいけど、記憶術ってよくわからんし…」

と思っている方も、

この「想起」の重要性を意識するだけでも、とても価値があります。

自分でテストや模擬試験をしてみたり、暗唱をしてみたりなど、
要は「苦労して思い出す」ことであればOKです。

是非やってみて、記憶の定着に活かして下さい!

 

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