こんにちは、笹木です。
今回は、暗記が苦手な人でも記憶に残りやすくする超簡単な勉強法についてです。
この間勉強して覚えたばっかりなのに、思い出せない…
ということがあると、
あぁ、自分は物覚えが悪い、やっぱり暗記が苦手だ、
と決めつけてしまう人もいるんじゃないかと思います。
実際僕も学生の頃は、記憶力が悪いのは仕方がないと思っていたし、暗記は嫌いでした。
今回はそんな暗記が苦手な人におすすめしたい、
科学的にも実証された、暗記できる量が格段に上がる超簡単な勉強法について解説していきます。
学生時代にこれだけでも意識してれば、もっと暗記科目も楽になってたのに!と思います。
暗記に復習は大事だけど…
人の名前や顔、新しい用語など新たに暗記しようとししたことでも、1度見ただけではすぐ忘れちゃう。
でもこれは当たり前で、一度見ただけでは短期記憶になっているだけだからです。
忘れにくい記憶にするには、覚えたての記憶を、長期記憶にする必要があります。
覚えたての記憶は短期記憶といって、時間とともに失われていく記憶。
これを長期記憶にするためにはやはり、復習をして思い出すという作業が重要です。
とはいっても、
しっかり暗記するために復習が大事だ、というのはまあ当たり前の話だし、
「大事なのは知ってるけどそれが面倒くさいんだ」、という人もいると思います。
2週間も記憶が鮮明に残る簡単な暗記法
ただ、最近の研究からは、
かなり簡単な復習の方法で、記憶が強化されることがわかったんです。
その方法が、
直後に説明して思い出す、という復習方法。
これだけでなんと、記憶が2週間も延長できるという結果がでました!
これはサセックス大学の実験で、
被験者に26本の動画を見てもらい、動画の内容を暗記してもらうというもの。
約30人の被験者に
「記憶力のテストをするから、動画の内容をしっかり覚えてね」と言った後、
・1つ動画を見たら直後に頭の中で再現する、
または説明するグループ
・何もせず、動画を見続けたグループ
に分け、実際に2週間後に記憶力のテストを実施したんです。
結果はかなりはっきりでて、
何もせずに動画を見ただけのグループは全然思い出せなかったのに対し、
動画を見た直後に復習をしたグループはかなり細かく内容を思い出すことができ、
2週間後も記憶を保っていられた、という結果に!!
さらに、直後に復習したグループの脳をMRIで調べてみると、「後帯状皮質」という部分が活性化していたんです。なんかややこしい名前だけど、この後帯状皮質っていうのは記憶や認知機能に関わるエリアで、アルツハイマー病の人だと損傷していたりするんですね。
脳の構造的にも、記憶力を鍛えることができていたわけです。
ともかく、何も思い出せなかったのが、2週間後もばっちり覚えられるようになるっていうのは純粋にすごい。
しかも、注目してほしいのは、黙って頭の中で説明してみるだけで効果があったということ。
復習というと、
家に帰って机の上にテキストを広げて…
と、ちょっと頑張らないといけないイメージがあるし、そう考えるだけで嫌になっちゃって、ついつい後回しにしちゃう人も多いと思います。
でもこの方法なら、ペンも紙も要らずただ頭の中で説明してみるだけだから、移動中だろうが、場所を選ばずその場でできる。
この手軽にできるって実はメチャクチャ重要です。
暗記が苦手な人って、暗記すること自体が苦痛になってきます。
以前の僕はまさにそうで、嫌いだから復習しなくなるし、さらに覚えられなくなる、という悪循環。
だからこそ、暗記が苦手な人にとっては、なるべく復習のハードルを下げることが大事で、この方法はうってつけなんです。
大事な講義で話を聞いたときも、本の内容を覚えておきたいときも、
すぐに頭の中で自分に説明してみる。
例えば、本だったら、
この章ではこういう問題が背景にあって、それを解決するための具体例がコレとコレとコレで…
だから、~っていうことが言いたいんだな。
ということを1章読むごとに頭で説明してみる。
これをやるだけで、そのままならすっかり忘れてしまうことも、2週間後もきっちり覚えておけるようになるっていうんだからいくら面倒くさがりな人、暗記が苦手な人でもやっておいた方が、後で確実に楽になるのでおすすめです。
まとめ
・忘れない記憶にするには、長期記憶にする必要があり、そのためにはやっぱり復習が大事。
・覚えておきたい内容があったら、説明する(頭の中でOK)だけで、記憶が定着する!
大事な部分、覚えておきたい内容がでてきたら、そのまま次に進むんじゃなくて、一旦立ち止まり、 頭の中で再現して復習してみる。
一見地味な方法だけど、暗記が苦手な人や、「なかなかモチベーションが…」という人にとっては強力な方法です。
暗記って聞くだけでやる気がなくなるって人はとりあえずやってみるだけでもだいぶ変わるんじゃないかと思います。
今回は簡単な暗記法についてでしたが、暗記が苦手だという人が、根本的に克服したいなら、記憶術がおすすめです。
僕も超面倒くさがりだったし、暗記が苦手だったけど、記憶術と出会ったことで、一番の武器になりました。
知識を習得する、忘れずに覚える、というのが簡単にできるようになると、何をするにも楽にこなせるようになる。
このおかげで、新しいことをするときも自然と不安がなくなりむしろ楽しめるようになりました。
記憶術に才能は要らないけど正しい方法を知っているだけで、周囲の人と差がつくし、自信になります。
仕事をするにしても勉強をするにしてもより効率的に、最短でこなせるようになるので、友人や仕事仲間からも、自分を信頼し、頼ってくれるようになりました。
これも以前の自分では考えられなかったことで、自分自身が本当に変わったと実感しています。
こちらの記事でも詳しく書いているので是非読んでみてください。
胡散臭い記憶術を知って人生激変した落ちこぼれの物語
楽に知識を習得できて、思考も変わるようになると、すべてに活かされるし、一日一日が充実してきます。
「 暗記 = 大変、難しい、面倒 」
というイメージを壊して、楽に覚えられる方法を身につけていきましょう!
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