短時間で暗記するコツ!時間がなくても最短で暗記できる科学的暗記法

「最短で暗記する方法」の文字の画像

こんにちは、笹木です。

今回は試験や本番までに時間がないときや、
暗記科目に時間をかけてる暇がないときに、
短時間で暗記するコツについてです。

試験などで、計算問題や記述の問題にばかり
気を取られていて、単純な暗記の問題に手が回らなくなった、
という人もいるかと思います。

僕自身、学生のころは
暗記すべき問題を後回しにしてばかりいました。

「暗記するだけ」の問題なんて直前にやればいい。

それよりも得点源になるような、
応用問題・記述の問題に力をいれなきゃ。

そして、結局暗記に手が回らなくなって
失敗してました。

正解すべき暗記問題を落として、
点数をとりこぼしていたんだから、
かなりもったいなかったです。

暗記中心の問題にはなるべく時間を割きたくない。
っていうのはわかるし、実際その通りなんだけど、

それで単純な暗記問題すら
とりこぼしていては、本末転倒です!!

今回はそんな、
時間がないけど、短時間で効率よく暗記して、
戦略的に点を稼ぎたい!
って人のための暗記のコツを書いていきます。

短時間暗記のコツは復習のタイミング

短時間で暗記、なんて難しそうですよね。

暗記は何度も繰り返さないと覚えられないし、時間がかかるものだ、
と思われがちです。

僕は特に、記憶力に自信がなかったので

「みんなよりたくさん時間かけないと!!」

という意識がありました。

だけど、暗記は時間をかければかけるほど覚えられるってわけじゃないんです。

短時間で暗記するのに重要となるのは、復習するときの「間」です。

このブログでも何度か書いてますが、暗記するためには、インプットだけじゃなく「思い出す」というアウトプットが何より大事。

記憶力が悪いというとのは、インプットができていないんじゃなくて、思い出す力が足りないってことです。

たまに、会話をしてるときなんかで、

人や物の名前などが喉のあたりまででかかっているのに、そこからどうしても思い出せない

って状況、ありますよね。

「ええっと、何だっけ…。あれだよ。あれ!」

みたいな。

これも、頭の中には情報があるのに、それを上手く思い出すことができてないためです。

記憶力を鍛えるには思い出す、復習するという作業が重要になります。

そして、短期間で暗記したことを定着させるためにはこの思い出す、復習する「タイミング」がコツ。

脳の記憶が薄れた状態で、復習することが大事なのです。

じゃあ、どうすればよいかということですが、

範囲1周を、早く終わらせるというのが短時間で暗記するためのコツです。

僕は以前、単語帳なんかを暗記するときには1日に暗記する量が少なくて、一冊終わるまでのペースが遅かったんですね。

「しっかり、コツコツ続けよう!」

みたいな意識で頑張ってるつもりだったんです。

でも、これはめちゃくちゃ効率が悪かった。

スピードが遅いから、2週目に入ってもう一度復習するころには単語帳の前半部分は、全く思い出せないくらい
きれいさっぱり忘れていたんです。

このように、以前暗記したときから期間が長くあくと、脳はどんどん知識を忘れていき、思い出そうとしても情報にアクセスできなくなります。

これでは、

「え、全然覚えられてない…あのとき暗記した時間は何だったんだ…」

という事態になる可能性が高い。というか、僕はよくなってました。

せっかく暗記したのに、時間は無駄にしてるし、自分の能力の低さを思い知らされるし、自信がなくなってやる気がなくなるという悪循環。

こうならないためにも、完全に記憶が失われる前にざっくりでも、とにかく終わらせることが大事。

一通りの範囲を早く終わらせられれば、
脳が忘れかけた状態で、2週目の復習に入れます。

そうすると、脳は、情報を思い出そうと頑張ります。

この「忘れかけた状態で、苦労して思い出す」という作業をすることが、暗記したことを記憶に定着しやすくなるのです。

短時間で暗記するためのベストな復習の間隔

といっても、復習までの期間が短すぎても記憶が定着する効果は薄まるし、期間をあけすぎても忘れるし、

ベストな復習のタイミングっていつなんだ?

っていうのが気になるところ。

実はこの、「暗記を復習すべき具体的なタイミング」も科学的に研究されいて、

初めに暗記してから、約10~14日後に再び復習するのが、最も短期間で頭に定着させられる間隔だということがわかっています。

つまり、単語帳1冊や、テキストの範囲を短期間で暗記したかったら、

最低でも1週間~2週間以内には範囲1周をやりきる。

その後、同じような間隔で繰り返し復習していくのです。

大事なのは、「1回1回完璧に暗記する」という意識ではなく、

「そこそこの暗記具合で、何度も復習する」

ってこと。

短時間で効率よく暗記するには、完璧主義は禁物です。

記憶は、壁にペンキの色を何度も薄く塗り重ねていくイメージです。

最初は記憶にムラがでたり塗り残しがでてしまうのは当たり前。

回数を重ねることで記憶を定着させていきましょう!!

この方法は実際に記憶の定着率だけじゃなくて、モチベーションにも関係してきます。

僕も、範囲を一通りやり終えるのが遅かったので、2回目に復習するときには暗記したはずのことを忘れていて、

「なんて自分は覚えが悪いんだろう」

とやる気もどんどん下がる一方でした。

その結果、さらに勉強の進みが遅くなるっていう悪循環。

だから、たくさんの量を短時間で暗記しなくちゃいけないときは特に、早いスピードで進めて頑張れば思い出せそうな状態で暗記を復習するのがベストなんです。

何回繰り返すべき?

ここで、

「2度目以降はどのくらいの間隔で、何回暗記の復習すればいいんだよ?? 」

と思った人もいるかと思います。

これに対する答えも科学的にわかっていて、

「5回連続で正答したものは、記憶が定着したと考えてよい」

ってことが脳科学的に証明されています。

5回正答したものは、それ以上復習してもしなくてもあまり変わらないと考えてOKです。

まあ、5回繰り返す人ってなかなかいないし、これを正しいタイミングでやってれば、それだけでかなり暗記できて、他の人と差をつけられます。

「5回も繰り返すなんてハードだろ」

って思うかもしれないけど、別に時間をかける必要はないんです。

完璧じゃなくいいから、短時間でだいたい暗記するってイメージ。

なかなか時間をとれない人、意志が弱くて続かないって人は暗記を習慣化するためのルールをつくるのが効果的です。

「電車に乗ったらこのテキストを暗記する。」

「帰宅したら、まず最初に単語帳を10ページ暗記する」

みたいに自分でルールをつくってそれを守るようにしてください。

これは「if-thenプランニング」といって心理学的にもかなり効果がある方法。

僕も以前、通勤のときに、電車で立ちながら暗記すると決めて実践していたんですけど、おすすめです。

人は立っているときの方が集中力を保ちやすから机に向かってやるより捗るし、これを実践していると
電車に乗るだけで、自然と暗記しなきゃって行動が習慣化してくるんですよね。

たとえちょっとした短時間でも、やるかやらないか、目を通すか通すか通さないかで記憶の定着率が全然変わります。

逆算して勉強の計画をたてる

じゃあ、どれくらいの間隔を空けて繰り返して復習をしていけばいいのかって話ですが、

5回以上正答 → 記憶が定着した

って判断するってことは5回は繰り返す必要があるってことです。

なので、効率よく短時間で暗記するには、

本番までの日数から逆算して、同じ間隔のタイミングで5回復習していくのがコツです。

もちろん、時間的に余裕があったり、暗記できているか心配なときはもっと回数を増やして復習した方がいいですが、5回という数字は復習の回数として目安にしましょう。

 

また、今回は、「1週間~2週間で範囲1周をやりきる」と書きましたが、

試験や本番が1週間後、1か月後などのときは、

「そんなに時間をおいていたら、復習が間に合わないよ…」

というい人もいると思います。

より短時間で暗記しなければいけないときはその分時間も短くする必要があります。

計画をたてるときは、単純に試験までの日数を6で割った日ごとに復習を行っていくように計画を立てるとよいです。

例えば、試験が1週間後なら、

1日で範囲を一周やり、1日おきに復習して暗記。

30日語なら、5日で範囲を一周し、5日おきにすべての範囲を復習して暗記。

こんな感じで、本番までの期間に合わせて復習のスピードは調節しながら、

試験までに5週する、5回を同じ間隔で復習するのが短時間で暗記するコツです。

 

復習は小テスト形式が暗記のコツ

短期間で暗記を定着させるには、復習するときは、読み返すのではなく、テスト形式でやるのが最も効率的に暗記するコツ。

テストというと大変そうだけど、要は自分で答えを見ずに復習するってことです。

直前の復習で参考書を見直すと、

「なるほど。これはこうだったな」

っていう安心感があるのでついやってしまいがちだけど、

この方法だと思い出す作業がないんですね。本番では知識を思い出せなきゃいけないんです。

だから、答えを隠して暗記する、小テストのような復習が超大事。

答えを見ずに復習することで、

「これは何だったっけ?」

と思い出す作業が生まれます。

この結果、より効率的に記憶を定着さえることができるんです。

 

まとめ

短期間で暗記するコツは、

・1~2週間で暗記範囲を1周し、2週目に入る。

・忘れかかった状態で、復習するのがコツ。

・5回正答していれば、完全に暗記できてると思ってOK。


・本番までの時間が短いときは、復習のタイミングも早める。

 早く範囲を1周させ、薄く、何度も塗り重ねるように記憶していく。

がむしゃらに、繰り返し復習するのではなく、
脳の仕組みを上手く使って、
効率的に復習していきましょう。

復習のタイミングのコツを知っていれば、短時間でもかなり効率的に暗記ができます!

たかが暗記だけど、記憶に残すには脳にとって合理的なやり方がある。

だったらそれを実践して、周囲に差をつけちゃいましょう。

 

今回の方法は、あくまで多くの人がやっている暗記法をより効率的にするためのもの。

「暗記すること」自体が苦手だったり、可能な限り短時間で大量のことを暗記しなければいけない場合は、記憶術を使って、「暗記方法」そのものを変えるのが最も合理的です。

僕自身、記憶術を習得する前までは自分の記憶力だけに頼った暗記をして苦労していましたが、

記憶術を知ったことで記憶力だけでなく脳の使い方まで変わり、
自分自身大きく変わることができました。

こうした経験からも、記憶術は、誰もが持っておくべきスキルだと思っています。

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