書評 堀江貴文『多動力』 感想 凡人が多動力を身につける方法とは?

こんにちは、笹木です。

先日、以前から気になっていたものの、
ずっと読んでいなかった堀江貴文さんの「多動力」を読みました。

読んでみると、予想の何倍も面白かったです。
今年読んだ本の中では一番といっていいくらいの面白さで、
もっと早く読めばよかった!!と思いました。

何と言っても、内容が濃いのに、もすごいスピード感があります。
もうパッパッと心地よいテンポでページがめくれ、あっという間に読めました。
本当にサクサク読めるので、時間がない人にもお勧めです。

多動力とは

この本のタイトルでもある「多動力」とは、
複数のことを、同時に動かしていく力のことです。

堀江さんは、
飲食店のプロデュース、ロケット開発、企業のコンサル、
アプリ開発、映画のプロデュース、TV出演など
数えきれないほどのことをやっています。

このような普通では考えられないほど多くのことを
いくつも進めていく力こそが、多動力であり、
そのための方法や考え方が詰め込まれた内容となっています。

非常識の連続

この本で堀江さんが書いている内容は、
普通の人からしたら、
非常識で、型破りだと感じることばかりです。

例えば、
・堀江さんのファンだと話しかけてきた人には、とても不快感を示す。
・電話をかけてくる人間とは仕事をするな
・会議中だってスマホをいじってしまえ
・やりたくない仕事はするな

などすべてが、”普通”ではないのです。

昔の自分だったら、
読んでも反論したくなってたと思います。

そんなこと現実的じゃない、
人の気持ちを考えてない、とか。

でもこの本を読むと、堀江さんがただ、
「大げさなことを言ってやろう」

というだけで書いているわけではないことがよくわかります。

一つ一つの考えがとても合理的だし、
自分にとって何が大事かを持ち続けている結果なんだなと感じました。

例えば、
道端で急に、
「堀江さんの本、感動しました」
と話しかけられると、とても腹が立つという話がでてきます。

これを聞くと、
何て冷たい人間なんだとか、
偉そうにしやがって

という印象を持つのが大半だと思います。

でも、堀江さんからしてみれば、
人の時間を遠慮なく奪おうとするなんて、
失礼極まりない。

常に分単位で行動する時間感覚で生きていて、
ちょっとした隙間時間でも、
仕事や勉強の時間に充てる。

この時間に対する意識の違いが
「多動力」につながっていると、言っています。

僕は、知らない人に話しかけられることなんて
そもそも少ないので、こんな心配はないですが、

1分たりとも無駄にしたくない!!

という考え方には共感できました。

やはり、時間というものは大事で、
やりたいことがあっても、
「時間がない」と感じると
そんな気力すら湧かなくなります。

以前は、仕事も遅く、ミスばかりだったので、
ただただ忙しく、
帰っても寝るだけの生活でした。

休みの日も出勤したり、
送れている仕事を自宅でやったり、
常に時間がない状態で、精神的にも疲れていました。

しかし、今は記憶術を利用でき、頭の使い方も変わったため、
かなり時間を有効に使えるようになったし、
やりたいこともどんどん増えました。

そうなると、ちょっとした時間でも
無駄にしたくないし、

ボーっと過ごすのなんてもったいない!
なるべく好きなことに時間を使いたい!
と思うようになりました。

素直に、やりたいことをやる

この本の中で印象に残ったのは、

人生に目的なんてない。
こんなにいろんなことをやっているのは、
ただ、「楽しいから」「面白いから」というだけ。
人生楽しむことがすべてだという内容です。

大人になると、いろんな社会のルールとか
周囲の圧力に飲み込まれ、
自分で自分を制限してしまう。

そうではなく、
子供の時のように素直にやりたいことをやれ!
と言っています。

僕も、自分なんてダメだとか
ネガティブになっていたときほど、
生きる意味って何だろう…とかよく考えていました。

でも今は、そんなに難しく考える必要なんてなく、
ただ自分の気持ちに素直になって、
自分が楽しむことを基準に考えればいいんだと思っています。

この本は、内容も、文章も激しいので、
「極論ばかりだ」と
感じる人もいると思います。

でも、多くの人は自意識過剰になっていて、
それくらい極端と思われるほど本音で行動しないと、
自由には生きられないんだなと感じます。

普通の人が、
「イヤイヤ、そうはいってもさ…」
となるようところを、

堀江さんは、世間の風潮とか、空気とかは気にせず、
自分に素直になり、
やりたいことを、全力でやる。

こんなにも、自分の思い込みや空気を読まずに
自分に素直になるっていうのは、
確かにカッコイイし、

「感動した!!自分もなりたい!!」と感じる人
多いと思います。

でも、実際に
これを行動に移せる人はほとんどいないと思いました。

僕も堀江さんほど、本音で生きられているかというと、
そんなことはないです。

でも、
昔の自分より、明らかに
時間の密度が濃くなったし、
やりたいなと思いたったらすぐ行動して、
楽しい人生を送れているなと思います。

嫌われたくない、
周りにどう思われるか、
そういうことを気にしないで行動できるようになったのは

自分に自信が持てるようになったからです。

僕の場合、記憶術がきっかけで、
仕事のスピードも上がったし、

周りから、目に見えて信頼されるようになった、
知識も増えた、思考の仕方も変わった、
など自分の変化が大きかったんです。

これが成功体験となって自信につながり、
言いたいと思ったことは言えるようになったし、
素直にやりたいことはすぐに行動できるようになりました。

その結果、
別にどう思われてもいい、と思えるほど
自分に自信がついたからです。

周りのことなんて気にせず、
自分に素直になり、行動したいと思う方は、
まず、成功体験を得て、自信をつけることが大切です。

記憶術は誰でもできて身につく力も多いので
個人的にはオススメですが、

語学でも、趣味でも何でもよいので一つ、
自分の武器を身につけられると自信になります。

本の内容すべてを実践するのは
難しいところもあると思いますが、
堀江さんの価値観、考え方を応用することはできます。

僕も、もっともっと貪欲に
興味のあることにどんどん取り組んで、
夢中になって、一日一日をやりきって過ごしていきます!

 

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